ボストンテリア






ボストン・テリアは、小柄な割に角張ってがっちりとした体型を持ち、背中が短く、すっきりとした体つきをしています。その容姿からは強い決断力、頑丈さ、活発さといったものが見て取れ、優美な身のこなしも持ち合わせています。

ブルドッグの祖先たちの性質をいくつも持ち合わせていますが、ブルドッグよりも小型ですっきりしているので家庭のペットとしても最適です。こぎれいな印象を与える短い被毛と独特の模様が特徴的です。
活発度 ★★★
必要運動量 ★
遊び好き度 ★★★
人なつこさ ★★★
犬に対する友好度 ★★★
他のペットに対する友好度 ★★★★
知らない人への友好度 ★★★
しつけやすさ ★★★
番犬適性 ★★★★★
防衛能力 ★
手入れ ★
耐寒能力 ★
耐暑能力 ★

犬種プロフィール -Profile-

AKCランキング 18
JKCランキング 25
仲間 テリア系、愛玩犬、マスティフ系のブルドッグ
原産地 アメリカ
起源 19世紀
元来の役割 ネズミ捕り、愛玩犬
現在の役割 愛玩犬
体高(雄)インチ(cm) 15-17(38-43)
体重(雄)ポンド(kg) 10-25(5-11)
体高(雌)インチ(cm) 15-17(38-43)
体重(雌)ポンド(kg) 10-25(5-11)
JKC理想体高(雄)cm -
JKC理想体重(雄)kg 6.8未満/6.8-9未満/9-11.35に分類される
JKC理想体高(雌)cm -
JKC理想体重(雌)kg 6.8未満/6.8-9未満/9-11.35に分類される
別名 特になし

歴史 -History-

他犬種の場合と違い、ボストン・テリアのルーツははっきりと文書に残されています。

1865年頃、アメリカのボストン市で、裕福な人々に雇われていた馬車の御者たちが、雇い主たちの飼っていた優秀な犬同士を交配させました。その中で、イングリッシュ・テリアとブルドッグを掛け合わせて誕生したのが「ホッパーズ・ジャッジ」と呼ばれた犬種でした。約13kg以上もの体重があったホッパーズ・ジャッジを小型の雌犬と掛け合わせ、その後誕生した雄犬をまた小型の雌犬と掛け合わせました。こうしてできた小型の犬をさらにフレンチ・ブルドッグと掛け合わせ、ボストン・テリアの基礎が作られました。

その後、1889年頃までに、この犬種はボストン市でたちまち人気を集め、愛好家たちが「アメリカン・ブル・テリア・クラブ」という組合を結成するまでになりました。しかし「ブル・テリア」という名前を使ったことで、本当のブル・テリアの愛好家たちから不評をかってしまいます。この犬種のニックネーム「ラウンドヘッド」という名前をつけようという動きもありましたが、結局、発祥地にちなんで「ボストン・テリア」と命名されることになりました。

無名の犬種からAKCに承認されるまでのボストン・テリアの出世の速さは、相当なものでした。なにしろ、この犬種は誕生して20年も経たない1893年に、AKCに承認されるまでになったのです。

その後も繁殖家はボストン・テリアの種の安定性を追求しました。初めは色や模様などはあまり重視されていませんでしたが、20世紀前半には、その独特な模様と毛色が優れたボストン・テリアとしての重要なポイントとなりました。ボストン・テリアは急速にアメリカ中で高い評価を得るようになり、20世紀中半にはもっとも人気のある犬種の仲間入りをし、現在でもその人気は不動のものとなっています。

気質 -Temperament-

ボストン・テリアは飼い主の意思や気分に敏感で、非常に繊細な面を持っています。室内では行儀のよい犬ですが、やんちゃで遊び好きなところもあります(特にボールを追いかける遊びを好みます)。少し頑固なところもありますが、知的で、学習能力も優れています。知らない人にはあまりなつくことはなく、ときには他の犬に対して攻撃的な態度をとったりすることもあります。また、たまに吠え癖を持った犬もいます。

飼育管理 -Upkeep-

活発な犬種だけに、毎日きちんと運動させ、家族との触れあいを持たせることが必要です。といっても軽めの散歩をさせたり、庭で走り回らせて遊ばせるだけで十分です。室外での飼育にはあまり向かない犬種です。たまに、ゼーゼーと苦しそうに息をしたり、いびきをかいたりする犬もいます。

比較的暑さに弱いので十分気をつけるようにしましょう。被毛は時々ブラッシングをして抜け毛を取り除いてあげるくらいでよいでしょう。

健康 -Health-

特に気をつけたい病気 特になし
気をつけたい病気 白内障、皮膚疾患、膝蓋骨脱臼、鼻腔狹窄、口蓋裂
たまにみられる病気 二重睫毛
しておきたい検査 特になし
寿命 10〜14歳
注意 暑さに弱く、麻酔に敏感。角膜が傷つきやすい。出産は帝王切開になるケースが多い。