2004年1月1日

 詩 人

榎本 初によるのページです



  ダイヤモンドイマージュ

  ダイヤモンド

風邪を拗らせた火照った頬を枕
包みながら遠い窓の向こうから
獅子の座る空から星翔けてくる
聞こえてくる若者たちの歓声を
数えながら映しながら生命いのちの華
ひとつ耀いてひとつ信じて深く
眠る胸奥の都の光を願いながら

  ルビィ

木炭の火照りをたくわえた雲が
永く西の空から伸びていたのは
昨日のことだったか今日の空は
雲の行方なんか知るよしもなく
立ちならぶ高層建築物の輪郭を
明確に描き出していくばかりで
地平線に触れて駆出して燃えて
華よ紅暮れていく夕日よ何処いずこ

              二〇〇一年十一月二十九日
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