2002年1月14日
ひかりの空はいつまでもとおい まあるい まっしろな手のひらから はじまろう 僕らはもう キス 涙の色なんて いらない 空が 空であるのに地響き轟かすように 覆い被さってきた まるごと空が動いた のは 晴れわたることを忘れていたから 今 上を向いて カンバスにかすれたように ほお を染めた炭火が焦がれていく 空 の向こうで しっぽの猫がゆれて いて 頑なな種 握りしめて駈けあがって 猫はなかなくていい 僕らが うたうから あかりの雪はどこまでもおどる まわるよ
2001.12.8 Ver.3.0