1999年6月17日

 詩 人

榎本 初によるのページです


 僕の詩〈ぼくのうた〉

 オアシスの欠片など 微塵もない
 灼熱の太陽が とりかこむ 砂漠に
 僕はひとり 自ら 立ったのだ

 今 本当の詩(うた)が はじまる
 僕が 高らかに 謳いあげよう

 大地が育む あらゆる生命よ
 伸びやかに 交響を奏でて
 空へ 突き抜けて ゆけ

 風の 馨りが 調べが
 心地好く 琴線をはじく

 紫陽花の ひかりを浴びて
 みずいろが 吹奏を描く

 おっと、都会の鼓動を忘れるなよ。
 そう、都会だよ、高密度緊張空間、
 容赦無く削られていく時間。
 構造的組織を形成する…

 血肉の無言の叫びが
 鍵盤を 激しく 叩く

 たきの飛沫 波のしぶき
 厳しき しろ に
 深奥の 慈悲

 喜びを
 僕が抱く みんなが抱く
 そのとき
 本当の喜びが ひろがる

 ひろがる 歓喜の旋律
 さあ うたおう

 ルゥ ルゥル ルルル…

  はなが 耀いていき
  花が かがやいていき…



なかない猫・バナー
Copyright(C) 1998-2001 INOUE Kazuyoshi. All rights reserved.
well@gw1.gateway.ne.jp