大 印 展



  平成22年度,、 第58回大印展に出品した作品の

  結果通知が10月13日に届き
金 賞 を受賞しました。
木口 密刻の部

■木口 密刻

文字は 「徳不孤」 と彫刻、この部門に出品する人はどこかにこの文字が彫刻されています。

紋様は自由で好みの紋様を彫刻します。
過去の類似紋様は減点対象になるため、いろんな所から画像を探し金魚、水草や背景の波紋様を自分でアレンジしてあります。
  
実際に彫刻する材料は柘の36oの駒を使用しています。

通常、角印では24oまでが多く、このサイズの印材に彫刻する事はほとんどありません。


□今回、初めてこの部門に出品しました。
この作品を完成させるまで画像作り〜仕上まで約30時間以上、ほとんどが深夜の作業で疲れました。
 金   賞
全印協会長賞

木口 認・実印の部

■木口 認・実印の部

この部門の課題は 「洋子」 「田代博一」と彫刻。

材料は15oの駒を使用し実用印に多い15oの丸と13.5oの丸で彫刻します。

出品者は同じ課題で書体と文字のバランスなどを審査されます。

二点一対で一つの作品とし、どちらかが良くても悪くても評価されません。

□この部門は過去に金賞、銀賞2回、銅賞を頂いているので今年、一般出品者から無鑑査に上がりましたので金、銀、銅の審査をされません。

今回は縦の字割(文字の領域)をまっすぐ割る事にこだわらず見た目で一体感、バランスを考慮し文字が大きく見えるように彫刻してみました。

ご覧頂きありがとうございます。
第58回 大印展の結果通知が10月13日に届きました。

密刻の部で金賞を受賞し全印協会長賞も併せて頂きました。

今後も技術を磨き地域一番の職人を目指し、勉強のため、この様な技術展覧会に出品し続けます。

また、この展覧会への出品は昔ではなく今、現在の技術の物差しとして見て頂ければと思います。

解りづらい部分ではありますが、お客様にも少し印鑑の善し悪しを考えて頂ければ幸いに存じます。

大切に使えば一生、使える印鑑、本気で本物の印鑑を彫刻したいと思っております。

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