BROKEBACK MOUNTAIN

もう認めようか・・・。
僕はちょっぴり、腐の要素を持っているらしい。
それも実写の方でかよ〜。
中学生の時の僕に言っても信じないだろうな〜・・・昔は二次元専門だったから。
架空の美少年(美青年)だから良いんだよこういうのは〜、って考えだった、と思う。


ところが成長していく内に段々とそれは変化していったのです。
今でもやっぱり架空の美少年(美青年)が好きですけどね!!それは変わりません、僕の根っこの部分ですから。
両方じゃなくても良いんですよ、どっちか片方が美形なら良いんです。


重要な事。
僕が自分を完全に、腐、と言いきらないのには理由が在る。
それは、マジに本気で腐な方々への礼儀というか、僕如きが自分を腐と名乗るのは失礼かと。
はっきり言って(自分で言うのもなんですが)僕は温い。
僕は少年(青年)達の語らいが好きな訳で、メイクラヴのシーンには興味が無いのだ。
寧ろ要らないよそういうシーン。
逆に、なんで必要なのかと思っているくらいだ。
僕はその丁度なんだろな〜、不安定で揺らめいて悩んで切なくてちょっと哀しい雰囲気が好きなのですね〜。
そういう独特の世界は、ノーマルな組み合わせや百合には無い(僕には感じられない)のです。


で、この映画。
前置きが言い訳がましい上に長いという最悪な始まり方ですいません。
本作は別にどっちも美形という美形ではないし
物語序盤では青年ですが、最終的には大人ですし
其処が僕の過去との違い。
僕はいつの間にやら実写の方に心が傾き、しかも美形への固執もか〜な〜り薄まったみたいです、不思議。
なんかさぁ、美形じゃなくても可愛く見えてくるんだよな・・・。
これはねぇ・・・そうだなぁ、まぁ・・・僕の一種の病気だよね・・・。


なんとなく不器用そうな男イニス・デルマー(以下イニス)を演じるのはヒース・レジャー(以下ヒース)。
余り多くを語らず、気持ちを必死に封じ込めようとしている姿はなんとも愛しいですね。
ちっとも可愛くないのに、彼は愛しいよね、うん、何故かな。


物語序盤、イニスと出会った頃の年齢はピッチピチの19歳程度!!
な、ジャック・ツイスト(以下ジャック)役はジェイク・ギレンホール(以下ジェイク)。
僕はこのジェイクが好きでしてね〜!!
ドニー・ダーコん時の彼が凄ぇぇ良かったのですよ、じめっとしてて且つ不敵な口元がクールだった・・・。
でも何より目つきが堪らんかったな〜。
デイ・アフター・トゥモローん時も、やっぱこの子は頭が良さそうな雰囲気を持っているなぁ、と。
本作を借りようと思って手に取って、見たらおやおやジェイクじゃぁぁぁぁ〜ん。
この子も特別〜僕の好みじゃ〜なぁいんですがねぇぇ〜・・・。
・・・。
可愛いんですよね〜。
あの目は誘ってる目だよ。
あれに見つめられたらそりゃぁ〜もうイニスじゃなくても惚れてまうでしょ〜。


内容だけ淡々と説明してからぐちゃぐちゃ語りたいんですが・・・
それは出来そうにない!!
だって、二人がもう愛しくて哀しくてツッコミ入れずには進めないのさ!!
だからだらだら喋りますね〜。


結ばれる事がどうしても出来ない恋ってのは切ないっすね!!はっは〜!!
本作のタイトルでもあるブロークバック・マウンテン
マウンテンです、山です。
ある夏の思い出ですよ、二人は羊の放牧のお仕事をするのですが
広大で雄大な景色の中、羊とイニスとジャックだけの世界。
だぁれもいない、二人だけ。
自然な流れですね、禁断の恋が芽生える事など。
あ、因みに、ジャックは誘い受けのようです、いやぁ参った、可愛い奴め!!
どんどん仲良くなって心を開いていく二人。
きゃっほ〜い、はしゃぐ二人。


しかし仕事が終われば離れ離れさ。
イニスは結婚する事が決まってますしね。
もうこの二人だけの世界は終わりなのか・・・表現し難い気持ちになってしまう二人。
苛々もあって、取っ組みあってたらイニスが鼻血ぶーしちゃった、シャツにも血が付いてもうた。
イニスも思わずジャックを殴っちゃうし
も〜なんじゃこりゃ二人滅茶お互い好きじゃ〜ん。


苛々してたって別れの時は訪れます、しゃぁない。
イニスはシャツを忘れて来たとか言いますが、んな事を言ってもどうにもならない。
この!!別れの場面が!!最高に!!良いんだ!!ヒースの演技がなんともグッと来る・・・しくしく。
来年も来る??とのジャックの問いに、さぁな・・・どうだろ??的な反応を示すイニス。
平気な様子を装うイニス。
あぁ、でも駄目だ。
彼は、言い得ぬ想いに耐えきれず、その辺の路地の陰で壁ぶん殴りながら泣くのでした・・・。
イニス〜!!お前って奴は〜!!
このシーンは堪らんな。
イニス、ジャックにぞっこんじゃねぇかよ。


お互い別々の人生を生きる二人。
どちらも結婚して、親になり、幸せな家庭ってのを築く訳です。
でもどうしてかな、満たされないこの気持ちは。
ジャックはイニスに手紙を出します。
会いに行く、と。
それ見てうきうきそわそわしちゃうイニス、正直者だなぁぁ〜。
妻には、彼は釣り仲間さ〜とか適当な事を言っといて、会うなり熱い抱擁。
そんでもって激しくちゅー・・・してる所をイニスの嫁がっつり目撃してますよ〜!!
嫁さん唖然・・・。
イニスはるんるんで、今夜は戻らないから〜と言って出掛けてしまうし、嫁はショックの余り放心状態さ。
これが二人の4年ぶりの再会なのでした。


これ以降、偶に会ってはブロークバック・マウンテンでの羊番を懐かしむ二人。
ジャックはイニスと二人で暮らしたがっているんですが
そう簡単にはいかない世の中、お互い家庭を大切にせねばならないし。
それに男2人で暮らすなんて、周りに知れたらリンチされた挙句ぶっ殺されてしまう・・・。


でもイニスの嫁はもう気付いてるし、夫婦仲はどんどん冷めていって、離婚しました。
知らせを聞いてすっ飛んで来たジャック、車ん中で超御機嫌。
可愛いですね〜、滅茶嬉しそうですよ!!
ところが着いてみると、その日はイニスが娘と会える貴重な日。
だから悪いけど・・・。
ジャックは仕方なく帰るんですが
これがまたジェイク、なんてキュートな泣き方してんだど畜生〜。
あんなにテンションの高かったさっきのシーンとの対比で、彼の沈みっぷりが半端じゃないって伝わってきますね〜。
いや〜本当、車ん中でこっそり泣いちゃうなんて、可愛いとしか言いようがないでしょう!!
イニスめ・・・泣かせやがって・・・!!
美味しい画をどうも有難う!!


養育費の事もあり、多忙なイニス。
二人の会える回数も減っていき、お前が恋しい・・・と、淋しげなジャック。
苦しみの余り、いっそ別れられたら・・・と吐きだすジャックに、イニスも想いを吐露するのでした。
あぁ、そうしたければそうするが良い、お前の所為で俺はこんなんなっちまった、と。
俺は負け犬だ、もう耐えられない・・・と。
うおぉぉぉぉぉぉぉぉぉ〜!!イニスゥゥゥゥゥゥゥゥゥ〜!!
なんでこの二人は結ばれないんだぁぁぁぁぁぁ。


会えない間に、イニスに届いた手紙、其処には死亡の文字。
ジャックは突然、死んでしまった。
20年に及ぶ二人の秘密の関係は、こんな幕切れとなってしまった。
ジャックの嫁さんに電話して話を聞くと
トラックのタイヤのパンクだか故障だかを直そうとしてたら破裂して、発見された時には血の海だったとか。
遺灰はブロークバック・マウンテンに撒いて欲しい、という遺言だったと言う。
其処で過ごした日々が、最も楽しかったのだ、と。


イニスはジャックの両親を訪ねます。
そして彼の部屋を見せて貰うのですが・・・これがまたなんともな〜んも無い部屋でね・・・。
なんかそれだけでちょっぴり泣けてくるのに
イニスはクローゼットの陰(というか隙間)に発見するのです。
あの夏の別れ際、忘れて来たと思っていた血の付いたシャツ。
イニスのシャツを、ジャックはこっそり持ち帰っていたのでした。
あぁ!!
ジャックへの愛しさが込み上げるイニスに、僕は胸が熱くなったのでした。


長女の結婚報告を聞き、式を見に行くと約束するイニス。
彼自身は、再婚する気は無さそうです。
クローゼットを開けると、血の付いたシャツとブロークバック・マウンテンの絵葉書。
彼は呟く。
ジャック、ずっと一緒だ、と。


こんなへっぽこな説明ではいけない!!でも僕にはこれが限界だ!!
実際の映画はばっちり良い作品です。


号泣するとかそういうんじゃない、もっと複雑で、暖かいのに胸が痛むような
そんな気持ちになってしまうのでした。
ジャック、死んでしまった・・・。


で、僕は思うんですが
このような内容の作品ってのは、どちらか片方(又は両方)の「」こそが完結である、と。
「死」によって永遠は約束され、同時に、残された方の時間もそれっきり止まってしまうのだ。
僕の最もお気に入りの終わり方の一つであり
そんな作品を見た後は、余韻が通常以上それ以上で、その世界に浸りっ放しになってしまう。
当然、日常生活にも若干の支障が出るのですが
その期間は僕にとって、至福の時でもあるのです。


二人のさぁ
もう耐えられないよ!!っていう苦しい想いの表現がとても良かった。
泣ける映画なら他にいっぱいあるけれど
僕個人的に、本作は、酷く愛しく想える映画として群を抜いているのだ。


だって、ジェイクが誘ってやがるんですもん。
髭とか要らないです、マジで。
これとかドニー・ダーコん時みたいに、可愛い役をもっと演じて頂きたいです・・・。
何か分からんが、何かが可愛いんですよね〜、彼は。


良い話なのに、僕の緊張感ゼロなお喋りによって台無しだ・・・。
趣味丸出し!!
これ、友人達に見られたら、どん引かれるだろうな〜。
誰も見てないだろうからこそ!!こんなに赤裸々に言えちゃうのです!!
且つ、誰かに見られる可能性があるからこそ!!誰かに打ち明けられたような気持ちになって安心するのです・・・。


太陽と月に背いて、を、見たいだなんてなかなか言えないんだ!!
そうさ、人生は本当、難しい。


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