INTERPOL。。。ANTICS

先に言っとかねばならない事があります。
僕、このバンドに対する知識がゼロなんです・・・いつもの事ですが・・・。
それにしたって、本当、知らない。
バンドの名前は有名なんで前々から知ってましたけど、それ以外は全然分からん!!


でも気に入ったので褒めちゃう!!


NEXT EXITの、冬の日の大聖堂前みたいな雰囲気で幕を開ける本作。
この時点では僕、ふむふむ成程〜へぇ〜こゆ感じか〜、くらいの感想でした。
奥行きのあるサウンドだな〜みたいな。


続くEVIL
ちょっとずつ気になり始める僕。
先ず、使ってる音と申しますか・・・楽器の鳴らす音が何気に好みだなぁ〜と。
ほんの一瞬の、歪むギターであったり。
色んな楽器の音の重なっていくタイミングであったり。
盛り上がり方であったり。
それのなんと心地良いことか!!
そしてこの太いような繊細なようなべわわぁぁんとした声がですね、不思議な事に
段々好きになってしまうのだぁぁ〜、えぇ〜いなんでじゃぃ。


本格的にノックアウトされちまったNARC
かっこいいの一言ですね。
存在感たっぷりな声なので掻き消されるなんて事は無いのですが
楽器達が全面的に滅茶ばりばり出てきてる〜。
初っ端のギターからもう何か予感はしていたさ・・・。
歌詞も付いてなかったし、このタイトルは・・・麻薬捜査官??分からん。でも良いさそんな事。
サビのメロディも実にグッと来ますね。
心の中の空虚な部分に響いて欲しいサウンドですね。
鳴りまくってるギターが激渋です。
ひょっとしてギターじゃないのかな、僕、楽器の事よく知らないからな〜。


4曲目、TAKE YOU ON A CRUISE
なんか、この曲もNARCもどれも、冬っぽい。
冬というか・・・取敢えず木々の葉は全部落ちてしまっているよね。
寒い景色が似合う。
ドラムの音が滅茶かっこよく聴こえる・・・。
鳴る音の全てが洒落てて、がちゃがちゃ五月蠅いけど美しい構成で素晴らしい。
やや激しくなるサビもクールで・・・これ1曲で何か物語を書き上げられそうだ。


更にSLOW HANDS
この頃には僕はもう既に、このなんとも言えない紳士的な声にハマってしまっているのです。
なんだろ・・・ちょっと昔っぽいメロディなのに全く古くない、寧ろ超クールだぜ。
凄ぇな。
さっきからずっと、歌ってる声と楽器の音と、同量のパワーで攻め続けてきてるのに
少しも聴き苦しくない。
綺麗な五月蠅さが癖になります堪らんぜ〜。
ふっと静かにして、ぶわっとがしゃがしゃ鳴らす、コントラストがドラマチックに作用していてナイスなのです。


6曲目はNOT EVEN JAIL
現世に舞い降りた聖なる何かだよ、そうだよきっと。
ちらちらきらきら音が輝いてる。


そしてPUBLIC PERVERT
別に好みの曲じゃないや・・・とか思ってたら!!
むむむ、油断の出来ないバンドだ全く・・・。
ゆったりタイムだいぇいいぇ〜いなんて言ってられねぇ。
ぎゅいぎゅいじゅんじゅん迫るサウンドに目が覚めるぜぇぇぇぇぇ〜。
常にこんだけ騒がしいのか?なんて良いバンドなんだ!!


8曲目、C’MERE
最初ら辺の寒々しい空気は変わらないものの、風は爽やかな冷たさで優しい。
空も気分も晴れやか。
こゆのが挿入されてっから次の曲がキマるんだな。


LENGTH OF LOVE
昆虫的な音の不気味さと、金属的な音の華麗さが、見事に融合。
鳴りまくる音に溶け混ざるかの如く寄り添う声が良いですね。
調和って、こゆ事を言うのですね〜。


早くもラストだぁぁぁぁ・・・名残惜しい。
ぴったり10曲だけだなんて・・・マリリン・マンソンとか17曲は軽く収録してくれるのに・・・。
A TIME TO BE SO SMALL
ざらざらした音質の妙。
相変わらず聖なる雰囲気なのですが、何処か退廃的な景色も浮かぶ。
綺麗に写生した絵がぐしゃぐしゃに滲んでいくのをじっと眺めている、そんな感じです。


いやぁ、最後まで厳かさを失わなかったですね〜。
素晴らしく一貫した、ある意味コンパクトにも思える傑作でした。
これで終わっちゃうの?!
・・・マジに終わりやがった・・・!!
という訳でもう一周。


インターポール、冬の日の幽霊みたいなバンドだなぁ。
これから色々知って行きたい、凄ぇクールな奴らだぜ〜。


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