ROLLING STONES。。。FLASHPOINT

全人類は先ず、好きな音楽のジャンルで2種類に分類される。
どっかの誰かさんの言った言葉です。
全人類は、ビートルズ派かローリング・ストーンズ(以下ストーンズ)派かで、大きく二つに分かれるんですってさ。


これを聞いた時、僕は(恥ずかしながら)、ストーンズの曲を恐らく1曲も聴いた事が無かったので
自分がどっちに分類されるのか分からなかったのです。
CDを1枚も持っていなくとも、何かと耳にする機会の多いビートルズと比べて
超有名なビッグバンドだという情報ばかりで何故か全く聴く機会の無かったストーンズ。
いや、ひょっとしたら
気付いてないだけで結構よく知ってる曲があるのかもしれませんが・・・。


ストーンズを聴いた事無いなんて、僕は恥ずかしかった。
世界屈指のロックバンドを(ロックが好きだ好きだと言っときながら)未だ聴いた事無いなんて・・・。
不思議と、ブライアン・ジョーンズの死の謎だとか
ミック・ジャガー(以下ミック)とキース・リチャーズ(以下キース)の長きに亘る確執だとか
そんな情報は知っていて
いやいやそんなんどうだって良いんだ!!僕は彼等の音楽が聴きたいんじゃぁぁぁぁぃ!!
そう思いつつ、結構な時間が経ってしまいました。


そしてやっと。
やっとその時が訪れたのです。


全盛期の名盤でもなければ、名曲完全網羅なベストアルバムでもない。
たった今現在の彼等のプレイでもない。
僕は何故か本作を選んでしまった。
89年から90年にかけてのツアー、そう、ライヴ音源
なんでだぁぁ??
これを初聴に選んで良かったのかどうかは分からないが、僕は聴きながら思わず涙してしまった。


まぁ、阿呆・・・ですよね・・・。


結論だけ先に述べれば
僕はやっと分かったのです、自分がどっち側の人間なのか。
僕は間違いなく、ビートルズ派のようです。
あのメロディと詞の奇妙な世界観が、僕のどツボだからでしょう、これは覆る事の無いであろう事実。
でも僕はビートルズを聴きながら泣かないよ。
あぁ、ストーンズ。
何故こんなにもグッと来る・・・?


皆の歓声だ・・・。
僕はライヴ音源で聞こえるファンの歓声が好きだ。
聞くと
時に盛り上がり、時に鳥肌、時に感動を与えてくれるからです。
皆で合唱しようものなら、もう、日常の中に居る事など忘れて大興奮してしまいます。


こんな風に書くと、ライヴ音源を聴く度に泣いてる奴かと思われてしまいそうですが
そうではありませんよ!!
ライヴ音源で得られる感動とは全く別の感動をしたのです。
それについては後ほど。


ミックって、こんな声だったんですね〜。
僕の最愛のバンド、AEROSMITHのSTEVEN TYLER(以下スティーヴン)が
同時期くらいに現れたってのと、見た目と、歌唱法が似ていた事から、よくミックと比べられていた
的な話を聞いていましたが
ふむふむ、こういう感じだったのか〜。
僕は(ジョー・ペリーの言葉を借りて言えば)スティーヴンは世界で最高のシンガーだ、と思っているので
スティーヴンでしょう〜やっぱ〜!!
とか思いましたが
そうなんです。
別に好みの声でも歌い方でもないんです、ミック。
なのにどうしてこんなに魂を揺さぶられるのでしょうか・・・誰か教えておくれぇぇぇぇ〜。


初めて聴くのにこんなに一緒になって歌ってしまうSAD SAD SAD
こんなんプレイされたらハイになるしかないね。
なのに、悲しくて悲しくてたまらない、な〜んて歌詞だぞうっそつけぇぇぇぇ〜。


怪しげで魅惑的なMISS YOU
一度聴いたら病みつきになりそう〜っっつぅかなった、あ〜ぁ。
力強いしマイルドで、アダルティーな雰囲気たっぷりなミックに酔いしれてしまう。


なんとなく気分でライヴCDにしてしまった訳ですが
 前々から聴きたいな〜と思っていた3曲が収録されてるってんで、軽くベストアルバム感覚でゲットしたのです。
でも良かった。
なんかもう滅茶ワイルドだぁぁぁぁぁ〜。
熱い、熱過ぎる。
はっきり言って全然、音的には派手じゃないのに
派手じゃないのにも関わらず!!最高にクールだ!!
ストーンズファンはその良さを言葉で説明出来ず、失語症に陥ってしまう、と書かれていたのを思い出す。
僕もまた、そんな失語的ファンの一人になってしまったようです。
上手く表現出来ましょうか、出来ねぇ。
僕にゃ無理だ。


沸き上がる歓声の中で花開くRUBY TUESDAY
鮮やかでありながら、可憐な花の蕾のようでもあるし、あぁ、こんな風にさよならを歌われたら
悲しくも素敵で脳味噌ば〜んします。
美しい、凝りもせず、媚びもせず、ただただ純粋に、美しい。


そしてそのままYOU CAN’T ALWAYS GET WHAT YOU WANTだとぉぉぉ〜?!
やられたなぁ・・・。
邦題は無情の世界、と短くまとめてくれてます。
なんとなくですが、色気のある曲ですね。
きらめくキーボード?の音が効いてるからでしょうか。


僕のお気に入り、FACTORY GIRL
懐かしい土の香り、故郷への道は咲き乱れる花の道。
カントリー!!
僕は、破茶滅茶に叫んで破茶滅茶にぶっ飛んだ糞五月蠅い曲が大好きでありつつ
こういう系も大!!好きなのです。
堪らん・・・最強にクールです・・・。
心は遠く何処までも飛んで行ける、その足取りは羽が生えたみたいに軽い。
こゆのをさぁ、単純に渋く歌ってしまうとさぁ、駄目なのですよ・・・。
このテンションで若々しく歌うからこそ!!クールなんですよ。
弾かれた弦が楽しげな音を奏でている。
何故だかちょっぴり切ない。


このフラッシュポイントというアルバムを普通に一周して、僕は
すぐにまたもう一周聴きたくなり
つまりその二周目に聴いてる最中に、猛烈に感動したのです。


世界最高峰のロックバンドの一つである彼等の曲が、余りにシンプルだったから。


シンプルに、只管シンプルにロックしていたから。
無駄に飾らないとかのレベルじゃない。
だって、彼等はローリング・ストーンズなんだぜ?!
死ぬほど有名で、在り得ないくらい愛されているバンドなんだぜ?!
それが聴いてみたら・・・
こんなにも分かり易くロックしている!!
そりゃアレンジがどうとか、僕のような素人にゃ分からん色々が凝ってんだろうけど、そういう話じゃぁないんだ。
大袈裟で、必要以上に壮大な類の曲なんて、一つも歌ってないよ。
これが
これこそが
世界中から愛されるビッグバンドの音なのか!!
そう思うと、止め処なく襲う感動の波に胸が詰まり、目頭が熱くなってしまったのです。
震えるほどに衝撃を受けたのです!!


泣きたくなるほど魅力を感じたのです。
ストーンズというバンドと、それを愛するファン達に。


さて、僕がずっと聴きたくて気になっていた曲の一つ、PAINT IT BLACK
黒くぬれ!って奴ですね。
劇的にクールで素晴らしい・・・!!
始まる瞬間からもう映画のよう。
始まってからもずっと、何処か、演技する役者の姿が見えてきそう。
歌詞、和訳ですが、良いですね。
若者の苦悩に満ちた青春って感じで。


これまた聴きたかった曲、やっと聴けて感激です。
SYMPATHY FOR THE DEVIL
このタイトルからこのような曲、想像出来なかった・・・。
邦題は悪魔を憐れむ歌・・・う〜ん、邦題も良いなぁ。
和訳じゃなく英語で意味が分かれたらなぁ・・・もっとグッと来るであろうに!!
歌詞が良いんだなまたこれが!!
ユニークで。
しかし本当、冒頭部のきらっきらした歌い出しとか、半端じゃなく素敵です。
サンゴ礁に漂う夢の一欠片みたいに輝いてます。
僕は別に、曲に対して予想とかしない人間なのですが、これに関してだけは
一体どんなダークな曲なんだろうか〜??
と考えていたのです、珍しく。
実際ね、聴いてみてね
キュート過ぎて腰が砕け折れるっちゅぅの。


BROWN SUGARは絶対、っっふぅぅぅぅ〜言わなきゃですね。


これです!!
聴きたかった〜のですよ〜!!
スタンド能力からストーンズの名曲へ。
僕の脳内できちんと整理されました、やっと。
JUMPING JACK FLASH
和訳見て、稲妻野郎・・・そうだったのかよ・・・と驚いたりもしましたが
最高のノリですね。
流石の盛り上がり、痺れますね〜!!
何がどうとか説明は要りませんね・・・直感で野性的に、かっちょぇぇぇぇと認識。
文句無しに楽しい。
これがストーンズか・・・!!


SATISFACTION、この単語を学校で習った時、かっこいい響きだなぁと思いました。
不満だぜ不満だぜ
そう歌いますが、客は皆、満足しまくったでしょうね〜!!
してないってんなら、そいつはストーンズファンじゃなかったんでしょうね。


最後に2曲、スタジオ録音の作品も収録されております。
これがまた優等生的では全然なくて、かっこいいんだ〜ミックどんだけ力込めて歌うんよ。


長い長い歴史を持つ彼等を
嘗てのファンでさえも、悪く言ったりするのですね〜。
愛故、それは承知しておりますが、やっぱしちょっぴり胸が痛みますね。
好きだからこそ
過去の名曲に頼らず、新曲で痺れさせてくれ〜!!って願いなのですよね、うんうん。
けどさ
どんだけ時が経っても褪せない良い曲を持っているバンドって、世界にどんだけ居るのか?
結構いっぱい居るか。
でもバンドって信じられないくらい日々生まれては解散してるもんな。
だから全体から言うと、かなり少ない筈なんだ、きっと。
僕は詳しくないからなんとも言い難いのだけれど、ストーンズはそんなに新曲作ってないんですか・・・??
ファンとしてはやっぱ新曲が聴きたいですよね。
僕もAEROSMITHの新作アルバムを待っていますもん。
でも、JUMPING JACK FLASH歌わなきゃ、納得しねぇだろ皆。
だからつまり僕は
愛故に厳しい事言うのは構わんが
いつまでJUMPING JACK FLASH歌ってんだ、とかは言わないで欲しいのだ。
それは歌っとかなきゃまずいだろう。
何故って
ストーンズだからさ!!


今尚ロックの頂点に君臨し続けるローリング・ストーンズ。
ミックとキースのごたごたは、微笑ましく見守りましょう。
それが無ければもう違うバンドになっちゃうよ。
なんだって良いさ。
結局、皆、ストーンズが好きなんだから。
だって最強にクールなバンド。
それは誰にも否定出来やしないのだから。


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