RAMONES。。。SUBTERRANEAN JUNGLE

洋画を観ていると度々、思春期くらいの子供の部屋とかが映りますよね。
お、なんかバンドのポスターが貼ってあるぞ
よく見るとラモーンズ
よく見なくてもラモーンズ。


愛され続けるこのバンドの魅力とは何だろうか。
それは人それぞれ感じ方が違いますので、一言には言えないのですが・・・僕は
とびきりポップなメロディに乗せて、少々過激な歌詞が悪戯っぽく歌われる、そんな所が好きです。
ドキッとするような歌詞なのに、単純明快なノリに、ウキウキしっ放しなのです。


どぅどぅどぅどぅん、どぅどぅどぅどぅん。
思わず手拍子しちまいそうな愉快なノリ、誰かれ構わず皆ハッピーになってしまいそうなこのノリ。
ラモーンズです。
初っ端から良い気分だぜ。
LITTLE BIT O'SOUL、「NOW WHEN YOU’RE〜」の歌い出しから、ウキウキは止まりません。
こんなにも分かり易くて、こんなにもハッピー。
理屈抜きで、愛すべき曲。


メンバー全員が姓をラモーンと名乗っていますが、実際の兄弟ではありません。
ちょっとしたジョークなのです。
そう、彼等はユーモアを忘れない。
過激な歌詞も、何処かとぼけた風で、憎めない。
なんだかラモーンズの曲を聴いてると僕は、彼等の壮大な悪戯を陰からこそっと覗いているような気持ちになるのです。
とても偉大なバンドだと言うのに、何故か隣に居る友達のように親近感を覚える。
多くのミュージシャンが彼等を愛してやまないのと同じように
僕もまた、ラモーンズが大好きなのです。


3曲目のOUTSIDER
(和訳ではありますが)これは一見、どうにも切ない内容に思えるのですが・・・。
抽象的で、具体性の欠片も無い、それが逆にあらゆる全てに当てはまるように聞こえる歌詞。
全ての外側に居る、僕はアウトサイダー。
疎外感を感じているのか何なのか、僕には知る由も無いのですが、単純な文章ほど心に響く物です。
とまぁごちゃごちゃ考えるより、単純に音楽を楽しみたいと思います。
心地良い疾走。
シンプルで、決して飾り過ぎない。
ん〜、イエ〜ス、ラモーンズっすね〜。


ジョーイ・ラモーン(以下ジョーイ)の怪しい歌い方が炸裂しております。
4曲目、WHAT’D YA DO?
「A KOO KOO KOO」って何すか?
知りませんが、ぞくぞくする不思議なジョーイの声の出し方が素敵です。
野太くて妖しげでお洒落・・・THE CUREとか、エコー&ザ・バニーメンとか、こんな感じの歌い方してませんか?
気の所為かどうか、どうでも良いですが、兎に角ナイスなボイスなんです。


ふふんふ〜ん、御機嫌ロック。
6曲目のSOMEBODY LIKE ME
字も書けないし、計算も出来ない。
何処に居たって。
それがどうした!!だから何だ!!
只ロックをするのが好きで、パンクな服を着るのが好きだ。
実際それで生きて行ける人は一握りでしょうけど、なんて気持ち良い告白なんだろうか。
なんか色々、どうでも良くなるなぁ。


SKID ROWのレイチェル・ボランが歌ってくれたお陰で、非常に馴染み深〜い曲となりました。
本家が聴きたいぜ!!と、長いこと思ってましたね〜確か。
7曲目、PSYCHO THERAPY
ストレートなタイトルに、度肝を抜かれるような歌詞。
大問題っすよ。
なのにどうしてこんなに愉快なのだ?!
そらサイレンも鳴りますよ。
完全アウトな歌詞ですが、この曲のインパクトは凄い。
楽器の音やメロディが、悪戯好きな悪ガキって感じで楽しいです。
お化けが出るぞ、みたいなチープな脅しのようにも聴こえますね。
楽しい〜。
しかし、精神に異常のある危険な少年の脳内を歌っているとしたら、その純粋な悪戯心はゾッとするより他ないですね。


若者達の心に寄り添うような曲を、究極ポップに彩ったラモーンズ。
つまり、彼等は、味方で居てくれたのです。


本作サブタレイニアン・ジャングル83年発表の作品なのですが
デビューから(当時)7、8年経っても失われない
若さ・・・幼さ??
フレッシュな風を纏っているのが素晴らしいですね。


11曲目、TIME BOMB
分からんでもない狂気がそのまま歌になった、そんな感じの曲です。
僕は時限爆弾だよ、ベイビー。
今迄生きてきて、一度もそう思わなかった人なんて居るのか?
居るかもしれないが、僕はその人とは分かりあえないだろうなぁ。
皆くたばっちまえ、悲しいなんて思わないさ・・・いや〜、放送禁止ですね!!
それくらい心が追い詰められる事もあるって事。
それを実行せずに、こうしてラモーンズを聴いて、あぁ、そうなんだよ、正しくそうなんだよ、と、頷ければ良いじゃない。
それにしても、ポジティヴで明るいメロディに乗せてるとこが恐ろしいですね。
その明るさこそが、若者の狂気その物。


12曲目、アルバムを締め括るのは、どうにも考えさせられちゃう内容っぽい曲。
EVERYTIME I EAT VEGETABLES IT MAKES ME THINK OF YOU
うぉ〜い長ぇなタイトルがぁぁ〜。
邦題ヴェジタブルズ、って滅茶んこ縮めとるやんけ〜。
ジョーイの怪しげな雰囲気、再び。


テクニック云々ではないですね。
僕は元々専門的なこたぁ分からんので毎回テクニカル面の話はしませんが
古き良き時代のパンクって、少し拙いくらいが逆に、心臓に刺さるような忘れ難さをもたらしてくれてた気がします。
荒削りで洗練されてない所が逆に、リアルに感じられるって訳でしょうか。


社会への反逆心をどったらこったら〜だとか
僕は別に、パンクとはこうあるべきだ!!的な考えは持っていませんが
ラモーンズってぇのは、これぞパンクだ!!と肌で感じる
流石なバンドだと思います。


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