R.E.M.。。。MONSTER

フロントマンであるマイケル・スタイプ(以下マイケル)の呼ぶところ
「凄く生々しくて淫らで不潔で動物的で恥知らずでセクシーなアルバム」
それが今回のお喋りテーマ
彼等の通算9枚目のアルバム、モンスター


タイトルそのままに、これは正に、モンスターと呼ぶに値する素晴らしい傑作なのです。


弾けるようなギターのサウンドは歪みに歪んで、英国的なメロディを見事に彩っております。
1曲目のWHAT’S THE FREQUENCY,KENNETH
この曲だけでもうこのアルバムをゲットして良かった、と、実感。
ギターだけでなく、マイケルの歌も跳ねてます。
妙に陽気っぽくて、でも何か問い掛けられているような、訴えられているような、落ち着かない。
で、歌詞の和訳を読みたいところなのですが・・・付いてませんでした〜。
和訳どころか普通に英語の歌詞も載ってないので、もう何がなんだか・・・あぁ、無念。
気になり過ぎて、買い直そうかと思ったほど。
R.E.M.の曲はいつもそうだ。
歌詞が気になる。
それにしてもこのギターの歪みっぷりは、なんて心地良く響くんだ!!
一度聴いたら忘れられないような(そんな派手でもないのに)強烈なインパクトがあります。


2曲目、CRUSH WITH EYELINER
タイトルからして気になるでしょうがぁぁぁぁぁぁぁどんな歌詞なのだぁぁぁぁぁぁ。
ローな雰囲気で気怠げに歌うのがまた乙です。


機械的で若干メタリックな雰囲気も漂う3曲目、KING OF COMEDY
こんな感じの名前の芸人さん二人組が居た気がしますがそれはさて置き
マイケルが歌ってる・・・んですよね?
底の方で声を出しているような感じが、最高に渋いです・・・ぬ〜んかっこいい。
そしてこのサイバーなテンポ、リズム?
お洒落過ぎです、これはクール以外の何者でもないでしょう!!
スタイリッシュで、且つ、何処か神秘的。
んで妖しい。
マジによく聴いて下さい、滅茶かっこいいです(僕的には堪らんかっこよさです)。
流石、世界で最も重要なバンドです。


カート・コヴァーンが死ぬ直前に聴いていたとされるあの名盤、オートマティック・フォー・ザ・ピープル
あれの後に出したのがこれですよ、なんか凄ぇです。
僕的には、なんか、うおぉぉぉぉぉぉぉぉ!!と興奮するポイントなのです。
完全に切り替わったというか・・・。
別人になったという訳ではありませんよ!!ん〜なんと言えば良いのか・・・。
兎に角このアルバムの破壊力は凄まじいのです。
っつ〜かこのアルバム自体がぶっ壊れているんです。
一つに括ろうとすると、全ての曲がするりと逃げてしまって、掴めない。


そんでもって異様な緊張感みたいな物が溢れてて、一刻の余裕も無いんだやっばいぞ〜って感じもする。
曲はどれもユーモラスで、同時にダークだ。
本作を説明するなんて、僕には無理なのでした。


5曲目、STAR 69
ざわざわと重なる声に胸が躍ります。
砂糖細工で出来た国のハイウェイを、お気に入りのスポーツカーでうきうき駆けて行く。
静かにするなんて到底無理な話で、終始、騒がしいんだぜ!!
お〜、トリップに最適な曲です。
この曲に身を委ねていれば、間違いなく、知らない国の景色に出会えそうです。


7曲目、STRANGE CURRENCIES
まさかってぐらい昔ながらの美しいメロディ。
華やかなシャンデリアの輝き、深い絆で結ばれた老夫婦の晩餐、暖かい暖炉の火はオレンジに燃える。
実際はどんな事を歌っているんでしょうね。
結構ブラックな内容かもしれませんね、それも良いなぁ〜!!
和訳が無いとこのように、妄想で楽しめます。
聖なる区域に住む人々の、とある日の夜、って感じもしますね・・・う〜ん良いメロディ。


・・・え?
我が耳を疑う衝撃を残す問題作。
7曲目、TONGUE、あぁ眩暈が・・・何なんだこれは・・・???
マイケルがいやに可愛い声でキュートに歌うこの曲は・・・。
ゆったりしたテンポといい、子供が眠る前にうとうとしている時のBGM??夢現的な??
いや、白昼夢かもしれない!!
全く・・・油断できねぇぜ。こんな星の王子様的な曲をぽぽいと盛り込んで来るとはな・・・!!
しかしこれがまた良いスパイスとなっているんですね。


だから本作はモンスターなんです。
僕なんか全然、歯が立ちません!!


8曲目、これまた一癖あるBANG AND BLAME
西部的ワイルドさと、裏社会的な緊迫感と、覚悟と、燃えるような闘志と・・・
俺は一体何を言っているんだ??
でも変なんだ、変だけど色々と浮かんでくるんだ・・・。
サビが本当、渋いです、熱いです。
ワイルド。
も〜何なんだこのアルバムは。


10曲目のLET ME IN
密かに、本作で一番これが凄い曲なんじゃないかな、と思ってたりします。
切羽詰まっているかの如きマイケルの歌い方は、魂が揺さぶられます。
初聴時からずっと驚かされているのは
この曲、マイケルの歌と楽器のサウンドが、同レベルでぶつかりあってるのです。
しかし声は楽器達に埋もれる事は無く
楽器達は最後までずっとざわめいたまま。
何処が??!と叱られてしまいそうですが、僕的にこの曲
ビョークに通じる物があるかな、と感じました。
取敢えず言える事は、只事じゃない何かを感じる、と申しますか・・・う〜ん。
地味に印象に残りますね・・・。
乾いた大地に降り注ぐような声、音、メロディ。
だからR.E.M.が好きなんだ!!


11曲目、CIRCUS ENVY
そう言えば、鋼の錬金術師にエンヴィーって子居ませんでしたっけ?アニメオリジナルのキャラだったかな・・・?
それはさて置き
このアルバムでのマイケルは只管クールだなぁ!!
そして、うぅ、かっこいい曲だ・・・。
あらゆるノイジーなサウンドが、脳を刺激します。
なんすかこのメロディはぁぁぁぁ〜。
かっこいい。
タイトルからして響きがかっこいいですし。
べべべべんべべんべべべべんべべん
そしてどぅるどぅるなベース。
くわぁぁぁぁぁぁぁぁ、このかっこよさは堪らんぜ!!


12曲目、ラスト、YOU
ぬぇぇばぁぁぁぁぁぁぁっとしてますね。
アラブの王宮的なゴージャスさもちらほら。
病みそうなこの曲が終わると、あぁぁぁぁ!!終わった!!って気分になります。


これを名盤と言わずして何と言う?!
ロック史に残る名盤です。
他の誰もが否定したって、僕はこのアルバムを決して手放さないでしょう。
聴く度に新鮮で、革新的で、ファンタジックで
ワイルド&エロス。


ごちゃごちゃ考えずに、単純に楽しめます。
そうしようと思えば。
深く深く掘り下げてあれこれ自己解釈に奔走できます。
そうしようと思えば。
でもきっと永遠に、このアルバムの輪郭は見えて来ないのでしょう。
だって、モンスターだからね!!
完全なる理解なんて、到底無理な話なのです。


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