RADIOHEAD。。。THE BENDS

間違いなく、ロック史に残る名盤
だと思います個人的に。このバンドの作品の中でも、僕の特にお気に入りです。
実際、全世界で売れに売れたそうじゃないですか。
彼等にとってはいつもの事かな。
ちょっと恐ろしいくらいに美しい、これほどの美しさは他と比べられない
とか常軌を逸した発言をしたくなるようなアルバムです。
やっぱ、ザ・ベンズでしょう!!


因みにこのBENDSってのは、潜水夫病だか潜水病だからしいですね。


他の追随を許さないような高みに到達してしまったレディオヘッドですが
このザ・ベンズ以降も、次々と傑作を生み出してますね。
それでもやっぱり僕はザ・ベンズに帰って来てしまう。
なんでかな。知らんわって話ですよね。
胸が詰まって泣きそうになっても良いじゃない、人間だもの。


記念すべき第50回目のお喋りは〜長くなりそうだ〜。


開始と同時にずっぽりレディオヘッド・ワールドに迷い込んでしまう。
PLANET TELEX
じゅわぁんどゅわぁん・・・歪むギター(ですよね?分かんねぇやも〜)
どぅるどぅるした後ろのベース(ですよね?あぁぁぁも〜楽器分からんわぃ)
「YOU CAN・・・」と歌い出すメロディのどろっとしてぐらぐらした感じ
素晴らしい。
アルバムの1曲目からインパクト大である。
「EVERYTHING IS BROKEN」
「EVERYONE IS BROKEN」
シンプル過ぎるほど最低限の言葉しか無いサビが、良い。
ぞっとするような不安になるような音も在るのに、落ち着くような懐かしいような気もする。
サビのメロディの所為でしょうかね。
歪みの隙間から射す光は何だ?考え事し過ぎてハイになってる気分、を、味わえる。


2曲目、タイトルトラックですね、THE BENDS
どうでも良いですが、僕の姉の好きな曲です。
前作(ファーストアルバム)迄のレディオヘッドらしさの残る曲、らしいです。
難しい説明なんて要らないや。
このバンドは良い曲を作れるバンドだなぁ、単純にそう思わされます。


3曲目、HIGH & DRY
この薄いクリーム色か優しい白って感じの曲は、穏やかな暖かさを持ちつつ
実際は、無表情のようにも思える、不思議さが在る(ように個人的に思う)。


英語って全然分からないんですが
このアルバムでの彼等の歌詞は、和訳がえらくきつめの口調です。
分からないなりに英語の歌詞を見てる限りでは
まさかそんなにも激しい事を言ってるとは思えない・・・!!って感じです。
英語ってのぁ難しいなぁ、と、つくづく思いますね。
訳して下さってる方々は凄ぇのです。


HIGH & DRYの話に戻りますが
ある朝、ココアを飲みながらヘッドフォンでこの曲を聴きつつテレビでニュースを見ていた時の事。
テレビの音声は全く聞こえず、画面上の説明を目で追っていました。
静かで激しいこの曲が、じゃんじゃんじゃん、と、流れる中で
人を襲った小熊が射殺されたニュースが報道されてました。
別に僕は
襲われた方に同情した訳でも
怖がる観光客を励ます訳でも
射殺された小熊を悼む訳でも
射殺せざるを得なかったその職の方を慰める訳でも
なんでも無く、況してや
この名曲に共感した訳でも
理解出来た訳でも
なんでも無く、ただ
何故だか泣きそうになってしまったのです、な〜んで〜だよ〜ぃ。
なんででしょ、知りませんが
そんな訳分からん事態が巻き起こるほどの曲だって事ですね。


それに続いて、更なる破壊力の曲です。
4曲目、FAKE PLASTIC TREES
美しい、なんて穏やかな破壊力・・・素晴らしい・・・絶句。
胸が詰まるし、目を閉じれば、外国の田舎に住む(見たこと無い)お婆さんが微笑んでいる。
その光景が段々と遠くなり、麦畑の黄金に飲み込まれていく。
やがて、昔に住んでた(事など1度も無い)家が見えて来る、誰か、立ってる。
幼い頃によく一緒に遊んだ(という事実は無い)金髪碧眼の女の子、が、あの頃のまま、笑っている。
手を振っている。
・・・。
全っ然そういう内容の曲じゃないんですけどね!!
ははっ妄想力です。
アコースティックギターって、こんなにも素晴らしい!!
トム・ヨーク(以下トム)は、こんなにも表現している!!
結構、辛辣な歌詞(っつーかなんつーか凄い)みたいですが、どうしてそれをこんなにも美しく歌い上げるのだ。
トムの声は僕的に
儚い物のイメージより、不変の物のイメージが湧く。
しかし
本当に美しい曲だ・・・。


さて、2曲を通してすっかり泣きたくなった所に
5曲目、BONES
歪む歪む〜ギターもトムの声も〜。
サビのメロディはもう単純に、何処から浮かんだの?ってくらいどきどきしちまいます。
「WHEN YOU’VE GOT〜」からのサビ、マジに最初
脇腹に一発、もろに喰らっちまった・・・って思いました。
変化球ですもん。
短いのにこの充実度・・・恐るべし・・・!!


6曲目、(NICE DREAM)
夢の中に居るみたいに、地に足着かないふわふわ〜っと漂う感覚。
中盤(最後に近いかな)で楽器が、ぎゅぅぃぃぎゅぅぅぅんっと鳴るのもなんとなく、現実からは遠そうです。


お、これのPV、僕ぁ好きなんです。
違う曲だったかな、合ってると思うんですが・・・間違ってたらすいませんです。
おっさんが倒れてるPVです。
7曲目、JUST
どうしてこんな面白い曲が生まれるんだろうか、疑問だ。
ぽぽぽぽ〜ん、と、音の入るタイミングもそのメロディも、文句の付けようが無いっすもん。
サビでのトムのだるそうな声も良い。
しかし凄いメロディ。
一体、幾つの変化球を隠し持ってんだぁぁぁ??
一旦、止まってからのラストのサビなんても〜
最高にかっこいいな。


思い出深いというか、感謝しなきゃ、な曲です。
8曲目、MY IRON LUNG
この曲が在ったからこそ!!
僕の好きな邦バンド、プラスティック・トゥリーの名曲、リラの樹、は生まれたのです。
確かに冒頭部分とか、まんまだ!!
プラスティック・トゥリーのメンバー自身がそう言っていたみたいですから
こりゃ気の所為じゃなさそうだ。
初期の彼等の曲は、何気に洋楽っぽかったですしね。
リラの樹、も、良い曲なのですよ。


ベッドタイムストーリーというか
子供の頃に聞いた星のお話にBGMを付けるなら、これですね。
大きな手で頭を撫でられているような気持ちになります。
まぁ、わざわざ言わなくても、そんな内容の曲じゃぁないんですがね。
9曲目のBULLET PROOF..I WISH I WASでした。


いつの間にやら10曲目、BLACK STAR
前奏部分が、初期プラスティック・トゥリーを思い出します。
これは案外、可愛い歌詞のように思えます。
ひょっとしたらもっと見たままではなく、深い深〜い内容が隠されているのかもしれないですし
自分以外の誰かの考えなんて、理解出来る筈無いんですし
でもぱっと読んでみた感想が可愛かったんですな、僕的に。
とか言ったら、トムは苛々っとしちゃうかな〜、すいません。
この曲全体が、素直な(素直な〜?)愛らしさに満ちてるっつぅかなんつぅか・・・
う〜ん、トムが歯軋りする前に黙ろう。


11曲目、SULK
すねる、ふくれる、という意味かな、このタイトルは。
トムの、少し詰まりそうにぐぐっと伸びる声が、この曲を広い広い物へとしている。
楽器の雰囲気は、骨董品屋さんみたいだなぁ。
それも、仕掛け時計が沢山置いてあるお店で。
巨大な振り子時計とかがいっぱい在りそうだ。


ボーナストラックを除けば、本来ラストの曲です。
STREET SPIRIT
印象的なギター(ですよね?)、ぐるぐる脳を巡るような音だ。
変だな、なんか小さい時に聴いた事があるような気がします。
これは妄想じゃなく、本当に。
だから僕にとっては、何処か懐かしい曲でした。
もろに深刻そうな雰囲気があるので、環境破壊とか飢餓問題を訴える映像に使われてしまいそうだ。
分かり易く深刻そうな雰囲気で言うと、アルバム屈指ですね。
これで終わるってのぁまた凄ぇや。
綺麗な景色も灰掛かって見えるような、でも美しい曲だ〜。


さて、ボーナストラックです。
ボーナストラックに関しては毎度、賛否両論ですよね。
世界というか、見事に計算された構成が崩れる、という主張、うむ、確かにね。
僕はいつもボーナストラック入ってると嬉しいんで、どんどこ入れて欲しい派ですね。
しかも今回、このザ・ベンズのボーナストラック2曲
どちらも素晴らしい上に、上手く溶け込んでると思うんですが・・・どうなんでしょうね。


13曲目、HOW CAN YOU BE SURE
なんとも静かに「もうお前なんかいらないよ」と歌うラストは正に、どきっとさせられるって奴です。
うん、それにしても
このバンドのこのアルバムには本当、ギターって楽器の良さを再確認させられました。


マジにラスト、KILLER CARS
この曲で本作が終わる、という構成が、実は超超!!気に入ってます。
比較的、穏やかさに激しさを絡め乗せてる感じの本作中、この曲は若干、異質っぽい。
しかしそれが良いんじゃないか!!
ラストが最もじゃんじゃかしてるって作り、好きです。
色々な曲が流れ去ったけど、最終的にはじゃかじゃか鳴らして
なんやかんやと収録したけど、行ったろうじゃぁぁぁぁぁん!!
みたいなパワーが溢れてる気がするし。
と申しますか何より
この曲、表面だけで言えば、最も明るい空気を纏ってますが
曲自体は非常にラスト向きですぜ。
エンドロールのバックで流れてたら感動しそうだ、しそうってかするね、僕は!!
長く続いた何かの終わりにぴったりな曲だと思います。


ふぅ・・・。
良質な作品過ぎて、僕が上手い表現を出来ないのが悔やまれる。


レディオヘッドは最近、邦画の主題歌に決まりましたよね。
あれは・・・告白、でしたかな?


解散さえしなければ、今後もずっと名作を生み続けるんでしょうね。
根拠の無い確信。
でも無責任なリスナーの一人である僕は、彼等を信じて疑わないのです。
逆に、カスみたいなアルバムを発表するレディオヘッド、見てみたいですよ!!
でも無理ですもん。
そんな日は来ないでしょうよ。
ほら、誰だったかな、ピカソでしたか。
晩年、どえらい画風へと傾倒してった彼の言ったらしい言葉。
やっと子供らしい絵が描けた。
どっしぇ〜、凄い発言だぜ・・・でも幼少時の彼の絵を見れば納得。
信じられないだろ・・・。
これ、子供が描いたんだぜ・・・?
と、呟きたくなるような・・・おぉぅ、話が著しく脱線しちゃいましたが
つまり、レディオヘッドって、カスなアルバム作れるのかぃって事です!!
ザ・ベンズ聴いてたら僕は、洩らしそうになるほど心震えるというのに!!


大体、この世にはカスな作品など在りません。
好きか嫌いかってだけです。
どんな作品にも誰かの情熱が込められてるんですもん。


あぁ、ザ・ベンズが永久に語り継がれるであろう事を祈りながら
これにて失礼!!


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