DANCER IN THE DARK

それ迄の僕は映画と言えばジブリ、若しくはドラゴンボール(見事にアニメだけ)ってな感じでした。
その者、青き衣を纏いて金色の野に降り立つべし、みたいな。
カカロット!ピッコロ!手を出すな!こいつは俺がやる!みたいな。
この台詞の後ベジータはこてんぱんにやられてましたね。


この映画を薦めてくれた姉に感謝してます。
洋画に目覚める事が出来て良かった!!と言うか、
僕が興味あるのって殆どきっかけは姉なんですよね、洋楽とか、ん〜感謝。
そんな姉は今
がっつりヴォーカロイドにハマってます。
僕ら、同じ時期に同じ物にハマらないんですめんどくさっっ。


さて、映画の話。
魔性の歌姫ビョークが主演してます。盲目になりゆくセルマ役で、圧巻の演技でした。
ただ数を数えている歌が(死へのカウントですが)こんなに迫力あってどうする?!
らんらんら〜ん、ミュージカル調(この表現は正しくない気がするが)なんで
セルマの妄想が激しくなりだす中盤からは目に楽しいですね。
こんなに重い内容なのにね!!


ラース・フォン・トリアー監督がインタビューにて
自分の全てを犠牲に出来る(他人の為に差し出せる)人を描いた、的な事を言ってた気がするんですが
この監督を好きだ!と思ったのは
そういう感動する映画を撮りたかったみたいな発言を正直にする辺りである。
感動と言えば親子愛だろっちゅう発想とか。
感動する映画を撮りたかったなんて、僕的には珍しい発言だったのです。


それにしても強烈な映画をよく撮ってる気がします、この人。


重い話(主人公が厳しい立場に立たされるとか)には大体、ほぼ必ず
良い人ってのが出現します。
良い軍人、良い看守、良い隣人。
本作には良い看守さんが登場してます。
僕はこの良い人シリーズに弱いんです、そりゃぁもう良い人だから。
本作での良い看守さん、セルマの為に声を張り上げてくれてねぇ、「規則が何なの!!」でしたか・・・?
良い人だぁぁぁぁぁ・・・。
死刑後、無音の中、顔を両手で覆う良い看守さん。
良い人だなぁぁぁ、本当。


息子の眼鏡を手にセルマが歌うシーン(あれは心臓のビートに乗ってるようですね)
なんか、こう、とても神聖な物を目の当たりにしている気分?
受験シーズンの図書館みたいな、これって何なに喋っちゃいけない空気って奴ですか、というような
それでいて変に落ち着く。
かと思えば
ぶつっっ、と。
初見の際、かなりびびった。
右肩が3cm跳ねるくらいびびりました。


この映画、物事が悪い方へ悪い方へと進んで行くんですが、実際そういう時ありますよね。
そりゃ現実逃避もしたくなります。
最近、友人に、「お前が1番(現実に)帰って来れてないよ」と言われてしまいました。
ちょっと待てぃ
僕は、夢ってのは現実あってこその物だと思ってるほど現実主義なんだぜ!!


そう言えば、とある友人がこんな名言を残した。
「妄想してると、ビタミンとか体に必要な物が勝手に体内で出来上がるよ(だから暫くなんも食べなくても平気だよ)」
マジでか!?
妄想って凄ぇなぁ・・・!!


このダンサー・イン・ザ・ダークを見た後から、僕は洋画に目覚めたのです。


という訳で、僕が言いたいのは
セルマの為に
最後から2番目の歌が、終わりませんように。


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