金田一少年の事件簿。。。飛騨からくり屋敷殺人事件

飛騨の騨の字が出ないので、この字で許してください。
本当は右側が点3つじゃなくて口2つなのですが
出ないんですからしょうがない。


印象的な事件以外見当たらない金田一少年の事件簿シリーズですが
この飛騨からくり屋敷殺人事件
いや〜、良いですね!!
人が死んでるのに不謹慎ですが
好きですね〜ほんとこの事件、ああ、良い・・・!!


僕の姉が昔から大好きな事件です。
ひだからくりやしきさつじんじけん、という響きが気に入っている様子。


コミックス11巻〜12巻に収録されております。
ファイル12まであります。
たっぷりどっぷり浸かりましょう。


推理物の説明なんか複雑だしややこしいからやめた方が宜しい。
登場するのは勿論、金田一一
ヒロインの美雪
そして剣持のおっさん
この剣持のおっさんの昔好きだった人、紫乃さんに頼まれて
あれやこれで凄い事件でござんした。
美雪がさらわれたりもしたのですよ。
それは目撃者作りの目的だったので命の危険はなかったですが。
不思議ですが
美雪は超超良い子なので
さらわれたりしても全っ然腹が立たない・・・!!
あの子は本当に素朴で可愛い。
きゃぴきゃぴし過ぎず、几帳面で、思いやりがあって
自分よりもはじめちゃんを信じているんだ、感心するぜ。
襲われたってのに、犯人の顔を見ていないことを謝罪してくるんですよ。
いいよいいよそんなのいいんだよ美雪が無事ならいいんだよおおおおおお。
おまけにやきもちのやき方まで可愛い。
それはさて置き
これもまた単純だけど手の込んだトリックでしたね。
で、いつもいつものことですが
矢張り完全犯罪など有り得ないのですね。
詰めが甘かったり、うっかりミスがあったり
ちょっとしたことで綿密に練られた計画も瓦解してしまうのです。
さて
犯人はおっさんを呼んだ張本人、紫乃さんでした。
金田一名物といえば犯人の明かす動機
同情を禁じ得ないものから人間の愚かしさに悲しくなるものもありまして
今回のは、うむ、全てを超越する母の愛、というより狂気!!
過去に囚われ運命を呪い、やってしまったは嬰児交換
さんざん貧乏を嘲ったあの女に、自分の息子を育てさせる為に!!
つまるところあの女の息子を我が手で育ててゆくわけですが
やっぱし自分の息子の傍に居たいと
あの女の嫁いだ屋敷に使用人として乗り込んだ。
それがこの悲劇の幕開けとなってしまったのです。
紫乃さんが18年間育ててきた、今は亡き憎いあの女の息子、征丸
彼はよく出来た若者だった。
ああその所為で可哀想に・・・!!うおおん。
色々あって、実の母親だと信じてやまない紫乃さんに殺されてしまうのです。
征丸は死んでゆく最後の瞬間まで、わけが全く分からなかった
そらそうだ。
か、かあさん、どうして・・・?
哀れだ〜!!
ひーんひーん。
俺はこの征丸が不憫でね・・・せ、せいまるううううううう。
で、この事件のハイライトは
紫乃さんが洗いざらい罪の告白をした直後なのですよ。
なんて長い5日間だったのか、と、
100年経ったみたいだ、と
彼女が紅茶を口にしようとすると
彼女の実の息子である龍之介が慌てる。
それを飲むな〜、しかし時既に遅し。
ぐふううっ、吐血。
邪魔で仕方がなかった忌まわしい女がまさか
自分の実の母親だったなんて
知らずに彼はを盛っていたのです。
彼には毒を盛る癖があるようです。
彼女の行動は何もかも、彼を想ってのものだったというのに。
ところが紫乃さんは
おお、母の愛とは恐ろしい・・・!!
違うのよ、紅茶に毒を入れたのは私
自殺する為に入れたのよ
と・・・!!
血を吐きながら息子を庇う姿は狂気そのもの。
何もしてあげられなくて御免ね
だなんて、やめろおおおおおなんて恐ろしい場面なんだ・・・。
涙腺がたゆるな僕は完全敗北。
紫乃さんは死に、龍之介は捕まり、悲惨だ。
でも明るいラストですよ、いえい。


剣持のおっさんが学生時代の思い出に映す紫乃さんがまた
涙を誘うね!!
こういう定番の演出に弱いんだ僕は。


アニメの方では、紫乃さんの声がこれまた非常に良い。
柔らかくてしっとりしていて、余韻を残すような声なのです。
あんな声で、剣持くん一緒に帰ろう、なんて
若さに欠けるよ!!
そこが良い!!
死ぬ間際の場面も素晴らしかった。
龍之介に、こっちへ来て顔を見せて、というのが
はあああああああこの声だからこそ、こんなにも恐ろしいんじゃないかな。


アニメの方だと、本筋と関係なかったりな人物は削られちゃってます。
それでもアニメも良かった〜。
金田一はDVDセットを絶対に手に入れたい・・・!!
録画もらした事件が多々あるし
それに再放送の時、順番がばらばらだったからなあ。
テープが破損しちゃったのもあるし。


ほんと、金田一とドラマ「相棒」は好きだよ僕は。


からくり屋敷と題でいうだけあって
トリックには仕掛け扉
電子ロックどんでん返しって
その取り合わせが面白い。


実はもう一つの復讐の話が関わっていて
それがまた
こんなことになってしまうなんてなあ
という悲しみを増幅させる。


それにしても
征丸、首まで切られちゃって・・・この無念どうすれば。


謎の解ける鍵となる場面に
龍之介が銃口を征丸に向ける、というものがあるのですが
凄え好き。
紫乃さんが血相を変えて止めに入るのですが
実は暴発するよう細工されていて
この時に紫乃さんが守ろうとしたのは
征丸でなくて龍之介だった
ってな真相が隠されているのです。
この仕組みが好き。
俺は、推理史に残る名場面だと思う。


金田一といえば
犯人の呼び名ですね。
コンダクターとか魔弾の射手とか放課後の魔術師とか
事件の名前と共にこの犯人の呼び名も覚えておくと便利です。
便利というのは
どれそれの事件好き〜ってな感じで
あの犯人好き〜って喋る時に。
今回の呼び名は
首狩り武者
あの淑やかそうだった紫乃さんが
そんなごっつい呼び名の犯人だったってとこがまた良い。


12巻後半は金田一少年の殺人ファイル4まで収録。
佐木弟の初登場する記念すべきお話。


のページへ                                                                            トップページへ