ムード・インディゴ うたかたの日々。。。MOOD INDIGO

同時期くらい?の映画をにょろにょろ観ておりましたところ
頻繁に本作が宣伝されてまして
うおー!!こりゃ面白そう!!って
さてさていよいよ
そう思いましたのも束の間
なんとファンタスティックな映像がだだ流しで凄いワンダフル〜
というわけで
早速、参りましょう〜!!


と、思ったけども
書きようもないなあ。
僕の大好きなおフランスの(そんな若くない)若者達の
青春
楽しい絶頂
からの転落
絶望
つまるところ
幸福とは儚いものだ
ってお話。
鮮やかで有り得ない魔法じかけの世界が
どんどん褪せて崩れてゆく様がまた美しいのですね。


主人公は働かずに(はい、無職です、そして働く気はありません、微塵も)
遺産食い潰しながら生きてまして
弁護士で趣味の料理が激うまな親友に家のこと色々任せてたり
もう一人の親友はジャン・ソール・パルトル(サルトルのパロディですね!!)
にドはまりしていて手がつけられません。
この3人とその恋人達。
カラフルで珍奇で唐突で過剰で、生きることの素晴らしさに満ち満ちている。
それが
主人公の恋人さんのクロエ睡蓮の花が咲いて
事態は瞬く間に悪化の一途をたどるわけです。
肺に睡蓮だなんて、な〜んともロマンチックじゃないですか!!
とか能天気に言ってられるのは完全なる傍観者〜♪
むごいですね〜酷いですね〜。
でもそれが人間、っていうのはちょっと違うか。
滅びゆくものの美しさってやつが
僕には眩し過ぎますね〜。
クロエの治療にはお金がかかり続けるわけですが
ずっと遊び呆けて暮らしてきたので、蓄えはないし
働けどもうまくゆかないし
それと同時進行で
パルトル好きの親友の困った病気もエスカレート。
主人公が結婚資金にと以前渡したお金は全てパルトル関連のものに費やされ
いやおいおい、親友の恋人が死にかけてんだぞ!!
返金せんかい!!
とは叱れませんね・・・彼を甘やかし続けてきた周囲も悪い。
あいや
僕は、構わないんですよ。
好きなものにだけ情熱を燃やすのは!!最高に推奨いたしますよ。
僕もそうありたいし・・・(でも僕は好きな対象が浅く広いのですがね)。
けど、親友の金でそれは駄目だ、いけないよ・・・しかしそれが人間の性(さが)ってやつか!!
おや脱線しそうだ。
そんなパルトル狂男の恋人ちゃんの怒り、うん、嫉妬かも、の矛先は
パルトル本人へ。
殺害
パルトル死亡の報に、パルトル狂いな彼は自殺
彼女があとできることといえば
をつけることだけなのでした。
やがて呆気なくクロエは死んでしまいます。
その頃には主人公の、アートの塊みたいだった家もぼろんぼろんのがたんがたん。
お金がないのでクロエの葬儀?は、異常なほどに乱雑に済まされ
主人公も、ああ、あれは発狂してしまったかもしれませんね。
ラストは
主人公の家で暮らしていたのおっさんが
病床にあったクロエが描いた、幸福だった日々の
壊れゆく家からせっせと持ち出し
この物語をタイプしている仕事の人々に配布。
その絵の上に物語の結末をタイプしていった、のだかどうだかちょっと忘れましたが
最後に流れるクロエの絵で作られたパラパラ漫画が
儚くとも、確かに幸福な日々はあったのだと
告げているようでして、おろろ〜ん!!
僕の泣きのハードルの低さ、恐るべし・・・。


終盤はかなりヘヴィーな展開ですし
クロエの死に際も友人カップルの末路も悲惨極まりなかったですが
喜劇っぽいふざけた調子を貫き、何処か滑稽
というか滑稽なんですよ。
自滅した者も、逆恨みする者も、放蕩男も。
でも語られるに相応しいのは大抵そういう類の人物なのですね。


序盤は画面のあちこちが異様に動き回るので
字幕を拾うのが苦手な方には辛いかもしれませんが
楽しいですね〜、ごちゃごちゃしてます。


一応、ラブストーリーに分類されるのでしょうか。
照れちゃうなあ・・・ああでもそうか
身を滅ぼすほどの恋ってやつですもんね。
友人の方は、あれも違った恋の形でしょうか、あの執着は。


なんかの小説に「泡の日々」って小説が紹介されてて
短い内容の紹介とクロエという名前、それにこのタイトル
この映画の原作か!!
元があったのですね〜。
あの小さなマジカルの詰まった世界感は映画独自のものかと思いますが
読んでみなくちゃ分かりませんぜ。
いつかどっかで見かけましたらば、覗いてみようかな。
どんな文体で綴られているのでしょうか。
どうでも良いことなのですが
僕は淡々としている文章が好きだな!!
何故って読み易いからさ!!


最近観た映画の中で、断トツに気に入ってしまったので
すぐに書いちゃいました。
いや待て待て、「タイピスト!」も面白かったんですマジで。
と思ったらあれも恋愛絡んでた・・・コメディだけど。
しかも主人公の俳優さんが一緒のようですね〜。
ふむ。
どうしたんだ俺??
どうもしないぞ、その間にロシア産ホラー??とか
サスペンスとか(これも面白かったなあ!!すっきり終わったし)
色々観たじゃないか。
いつもどおりさ。
それに僕の昔を振り返れば分かるぞ。
友人達に誘われて、学生の頃にあれとか観たじゃないか!!
世界の中心で愛を叫んだり今あいに行ったり、そうそう
ホラーとかサスペンスとかSFにしようと提案しても却下されたしな。
もっと遡れば「りぼん」読んでたしさ、同時に「ジャンプ」読んでたけど。
恋愛ものも良いんだよ。
西部劇と過度の暴力ものじゃなければ観るんだ僕は。
それに僕は現実主義でいてロマンチストだからな。


でもこの映画を恋愛ものというのは、ちょっと違う気がするんだよ。


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