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なんじゃこりゃ〜感動してしまったじゃないか〜。
予告とか観て、僕はてっきり
ジェイク・ギレンホールが只管8分間を繰り返しまくって奮闘するアクション映画かと・・・
すいませんでしたああああああああ!!
心よりの土下座。


8分間を繰り返しながら、列車爆破テロ犯人を捜す
というのが主人公に課せられた任務なのですが
先ず
主人公は初め、それを全く理解できていない。
8分間以外の世界(主人公にとっての現実)で指示を出してくる女性が居る。
彼女はグッドウィン
主人公が何度も体験させられている8分間の世界というのは
テロに巻き込まれて亡くなった男性の脳に刻まれた記憶、死ぬまでの最後の8分間。
テロリストは再び行動を起こすであろうから
その前に、犯人を割り出し、捕まえたいわけです。
しかしだからって、何の手がかりも無いのにどうやって?!
何処からどう捜せば良いのだ?!
そもそもこの任務は何なんだ?!
自分は軍人の筈なのに。
そしてこの装置は??
どうしてこんな状況に・・・??
と話をさせてくれ〜!!
という叫びも虚しく、何度も何度も吹っ飛ばされて死を体験する主人公。
ディアボロ然り、何度も死ぬのは辛い。
何度も救えない乗客の人々。
いや、この人達は現実には皆、死んでしまったのだから
どっちみち救うことなど不可能なのだ。
これはただの記憶。
だけどそうは思えなくなってゆく主人公。
犯人捜しもしながら、自らの置かれている状況の謎にも迫る。
忙しい。
やがて知るのは、自分がもう殆ど死んでいる人間だということ。
生命維持装置で辛うじて生かされ
しかもこんな労働を強いられている。
この事件が解決してもまた次に何かあれば利用される、半永久的に。
主人公は犯人を遂に見付け、報告する。
そしてグッドウィンに頼む。
もう一度8分間の世界へ行かせてくれ、と。
きっと皆を助けてみせる。
8分過ぎたら、生命維持装置を切ってくれ、と。
いざ、最後の8分間の世界へ。
いや〜、踏んだ場数が違うね!!軽やかな身のこなし!!
テロ犯をとっちめ、余った時間に、父へ電話。
更にメールを打って、と、よし。
誰にどんなメールをしたかって?
後のお楽しみです。
さて
乗り合わせていたコメディアンを敢えて挑発し、乗客を盛り上がらせ
その笑顔に溢れた光景を、なんて活き活きしているんだ、と眺める。
(この場面、僕的には本作中の白眉かと、うんうん)
運命の8分、が
過ぎてゆく。
爆発は起こらない。
世界も終わらない。
グッドウィンは装置を切り、主人公に、死の代わりに、新しい世界を与えたのでした。
不思議なことですが
何処にも存在しない現実世界が生まれたわけです。
そもそもテロの起こらなかった世界。
其処で暮らすグッドウィンの元にメールが届きます。
テロが未遂に終わったのは、自分と君の活躍によるものだ、という。
そして続く文章。
君の勤める施設の何処かに、出番を待つ死にかけの男が居るだろうけど
君が彼を導くその時に、こう言ってやってほしい。
「きっと、うまくいく」
完。


うろ覚えだからもうあれこれ適当に書いてしまいましたけど
うろろ〜ん。
きっとうまくいく、だなんて大したことない台詞なのに
この映画の場合はそれが、よく効いてるのだわわ〜ん。


それにしても、ドニー・ダーコの時の怪しくて可愛かった少年が
こんなむきんむきんになっちゃうとはね。
印象的な目と愛嬌のある口元は相変わらずなのですがね!!


希望的なエンディングで
思わず、うお〜っと立ち上がりたくなっちゃうのですが
うむ
主人公の立場っていうのは
記憶の持ち主、つまり死んだ男性に取って変わっている状態なのですね。
これがまた不思議。
主人公と入れ替わった元の男性のことなど
その世界では誰も気に留めもしない。


そして実際には死んでしまった人々も
まさか自分が別の次元?で生きているなんて
知る術もないけど、驚きでしょうね。


このお話の面白どころは
過去を変えることによって、幾通りかの未来が生じる
というのではないところ。
未来はやっぱり一つしか無いのだと思わせてくれます。
けど、こんな形の生もあるかもね、と、優しい。
記憶の先の世界は、記憶の中の住人達が作り上げてゆくのでしょう。
なんとも不思議。
途切れた記憶の先なんて!!


とか色々お喋りし合うのに持って来いな映画です。
この場合はじゃあどうなの?とか
これじゃこれがこうだからおかしい、とか
楽しく熱く意見交換できそうな作品です。


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