IL POSTINO

面倒だから確認しませんが
これって、ブチャラティの好きな映画じゃなかったでしょうか。
違ったら、まあ、勘違いだったということで。


映画始まってから暫くの間は、いや、結構長いこと
主人公に僕は苛々させられました。
が、今となっては
それもあれも全ては、ラストの感動への布石と思えますね。


何なのでしょうね・・・どう表現すれば良いのかな〜。
主人公はちょっと、とろい、というか・・・ううううううん・・・
おいお前大丈夫か的な奴でして
そんな彼が、仕事を始めた!!
郵便配達です!!
そのお仕事のお陰で、有名な詩人さんと知り合えた!!
実在する超ビッグな詩人さんで、この映画は、この御仁の史実から発生したものだそうです)
更に
冴えないとしか形容できないこんな主人公が、をした!!
この恋を成就させる為に、偉大なる大先生にを教わります。
先生、面倒見が良いっすね!!
色々あったけど、愛しの女性は嫁になりました。
妊娠してるんだぜ!!
ええと・・・観たのが随分と前だから朦朧としてますが
細かいことは僕は気にしませんよ。
大先生は、ちょっと休暇しに寄っていただけなので、町を離れます。
でもきっとこの町を、我々を、忘れたりしませんよね?!
そう願うものの・・・あれ?忘れてませんか??
主人公は詩を作ろうとするのですが、苦戦。
しかし思い立ちます。
この町、愛すべき全て、それ自体が詩なのである、と。
そしてレコーダーに、海や、愛しい者や、あらゆる音を録音して、作品とするのです。
時は奏で
大先生は、町のことを忘れていませんでした!!
遅くなりましたが、帰って来たのです。
ところが、主人公の姿がありません。
師との再会を果たせぬまま、彼はこの世を去っていたのです。
共和党の集会で、詩を披露する筈だったのですが
できずに死んでしまった。
我が子の顔も見れずに死んでしまった。
彼は、詩人だった・・・。
・・・
ああ〜これはこう書いても、素っ気ないな味気ないな。
最初っから観てればこその感動ですもの。
あの、ぐずぐずして糞の役にも立ちそうになかった、あいつが?!
共和党の集会に参加したの?!
政治にちょっとも興味のなかったあいつが?!
よく分からん表現イコール詩、と認識しかけていたあいつが?!
遂に詩を作って発表するところだったの?!
オリジナルを?!
そんな親心も働きますね〜。
それを差し引いても
派手さの無い真面目で黙々とした映画でしたが
それこそ一篇の詩のように
類稀なる美しさを放ち、堂々としていて、気高い作品です。


ますます僕がおろろ〜んとなってしまったのは
この主人公を演じた俳優さんが
撮影の12時間後には、心臓の病で亡くなってしまった、ということ。
ぎりぎりの状態で仕事してたのかい??
漂う死相はそういうことだったんだね!!
最後まで立派なもの残して、羨ましいですね〜。


あとは、この映画、イル・ポスティーノって
唱えたくなるんですよね〜。
綺麗じゃないですか、響きが。
呪文的!!


詩と出会って間もない頃の主人公が
なんでそんな回りくどい表現するのか、とか、隠喩って何なのか、とか
先生に質問してんのが微笑ましい。
僕も、彼ほど無邪気ではないにせよ、詩って不思議なものだなあ、と思う。
で、関係ないけれど
詩に関しては、僕は、やや、日本国産が好きです。
小説は外国のものに心惹かれるんですが・・・なんでだろ〜。
そりゃ和製なら何でも良いってわけじゃないですけど。
これが歌詞になると、またちょっと変わる。
歌詞ってことになると、どっこいどっこいくらいでしょうか。
不思議ですね〜。


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