W.A.S.P.。。。THE CRIMSON IDOL

このバンドってどう読むんだ?
疑問は解けぬまま時は経ち
ようやっと手に入れた本作、クリムゾン・アイドル
何なんだ?クリムゾン・アイドルって。


これでやっとバンドの読み方が分かるだろうと思ったのに
読み方表記してねえじゃねえか。
探せば即刻、この謎は解けますね。
でも敢えてそのまま放置したい。
こいつら何て読むんだろ〜なバンドで居て欲しいんですね、何故か。


バンドって言っても
本作制作時にはもう、ブラッキー・ローレス、唯一人になっていたようで
ソロ名義でで発表する予定が
大人の事情で、W.A.S.P.名義になったと。
ブラッキーは一人で
ボーカル、キーボード、ベース、ギター(リード、リズム)
大奮闘ですね。
その甲斐あって、素晴らしいものが出来上がったのです。


日本で生きてる悲しさよな。
クリムゾン・アイドルってなんか面白い響きに感じてしまうんだ。
でも聴いてみたら大真面目で
ちょっとも笑えないよ、誰が笑えるか?!
滅茶苦茶かっこいいんだ、深刻なんだ、攻撃的なんだ。
異常に噴出するエネルギーが渦巻いて叩きつけられて
こういうのを僕は求めていたんだ!!
これこそロックだ〜い!!


派手で過激なパフォーマンスとは違う意味で
ある意味で
これもサイコ・ロックで良いんじゃないかい。
常軌を逸しているような
逃げ場のないような
そんなアルバムなんだもの。


1曲目で雰囲気作り上げての
2曲目、THE INVISIBLE BOY
・・・どの曲も、集約すればかっこいいの一言に尽きてしまうのですが
それをもう少し砕いて細かく・・・
くうう、かっこいい以外の表現が分かりませんよ。
だって
小さな少年が追われて、どんどん追い詰められてゆくような
緊迫した空気で
はらはらするドラマティカ。
サビへ運ぶ、危険だけどたった一つしかない橋のような
ありゃ何かな
良いんだ、これが。
ブラッキーの気合い入りまくりな歌唱が堪らん堪らん。


ARENA OF PLEASURE
噛みついてきそうに牙をむいてる歌唱。
荒々しくシャウトする、走る走る。
この(90年代なんですが)80年代臭いメロディ・・・素敵だ。
おとなしくする気ぜロだね。
おとなしくしてはいけないんだろうね。
隙を見せたら殺られる、って
そんな風に世界を見詰めている感じ。


CHAINSAW CHARLIE (MURDERS IN THE NEW MORGUE)
メロディさ、在るのは只管、メロディさ。
ミルフィーユみたいに何層にもなってる曲の何処を切っても
受け入れやすいメロディ。
しかしどうしてこんなにも尖っているのか?
他人に全く触れさせない気だな。
転調の仕方もかっこ良過ぎだぜ。
とてつもない変態に襲われでもしたんかと思うようなシャウトは
苦しげな悲鳴は
良いよ良いよ〜!!もっと随所でどうぞ!!


6曲目、DOCTOR ROCKTER
ブラッキーの声って
隅々まで力がいきわたっていて
中身のすかすかな箇所が無いのだね。
サビの入り方がいや〜も〜かっこいいです。
助けてあげないとあの子、何しでかすか分かんないぜ、なシャウト。
メッセージたっぷり込めた
これでもかってくらいクールで最高なコンセプトアルバム
こんなにピュアなメロディが盛りだくさん出て来るとは
ブラッキーはきっと真っ直ぐな人間さんだ。


I AM ONE
是非ライヴで、生で体感したい曲ですね。
ちょっとそれっぽくしてる効果が僕に効きまくりです。
かっこいい要素を掻き集めて全部ぶち込んじまったのか?
かっこいいなんてもんじゃない。
さっきから、和訳をちらっと覗いてみてますが
どの曲も実はなんか面白くなってくるというか・・・
ナニイッテンダヨ〜って気分になってしまいがちというか・・・
こういうのは魂で受け取るもんじゃないか!!
字面から吸収しようったって上手くいきっこないんだ、そうだそうだ。
冷たく吹き荒れる風(勿論向かい風)に立ち向かう
一生懸命な生命の瞬きが在りますね。
切実に祈るように、開けない空を見上げている
健気な
野性的な少年ですね。


暴れ回ったら
徐々にしんみりしてゆく。
そんな段階踏んで
ラスト、THE GREAT MISCONCEPTIONS OF ME
クリムゾン・アイドルにはなりたくないんだとさ。
親父さんはそうだったんだって?
でも君はなりたくないと。
しんみりで終わるんじゃないってとこが
嬉しいところ。
そうこなくっちゃ〜!!
それにしてもこの人、ブラッキー、彼は
只者じゃないぞ。
こんなデンジャラスなアルバム作っちゃうんだからな。
取敢えず
なりたくないってんだから
クリムゾン・アイドルにだけはならないように、皆で気をつけてあげましょう。


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