遊星からの物体 X 。。。遊星からの物体 X ファーストコンタクト
。。。THE THING


二つまとめてってのは失礼かもしれませんが
まとめてみよう、ほととぎす。


先ず、80年代SFホラーの超傑作、遊星からの物体 X
僕の敬愛する、ジョン・カーペンターがやってくれました。
50年代に作られたものより、原作小説に忠実だとか・・・僕は未読ですし
原作に近い遠いってのは
どうだって良いことなのです。
面白いか否か。
只それだけだ、そしてそして
この作品はとんでもなく面白かったのです。


そんな大傑作の前日談として作られた、ファーストコンタクト
原題は無駄なくそのままで、なんか潔いです。
その判断は正しい!!
というのは、前日談といっておりますが
殆ど、リメイクと言って差し支えないものが出来上がりまして
歴史(悲劇)は繰り返される、のような
極寒の地にて、絶望再び、のような
うん、リメイクといえなくもないんじゃないかこれ。


現代ではもう新たなそういうのにゃお目にかかれない
ぬめっとした気色の悪いクリーチャーの造形や
じっとりじっくり進行する本編前半など
僕はやっぱり80年代版が非常にお気に入りなのですが
それらも踏まえて行ってみましょ〜。


この二つの作品
物語の流れは言ってみれば同じです。
つまるところ、こうです。


妙なもん発見

なんだろなんだろ

え、細胞を擬態できるの?
(仲間に化けてエイリアンが潜んでるですって?!)

エイリアンかそうでないか見分ける方法を発見

うわっちゃっちゃ〜い、そんな場合じゃねええええ〜

やはり、炎は強し

・・・完。


これ以外には流れようもないですよ。
大まかに言うとこんな感じですが
勿論、細部はちょいちょいと違いますよ。


前日談の方を見ると、改めて後日の方を見直したくなるってもんじゃないですか。
どうやら何気に芸が細かいことしてくれてるんですって。
カーペンター版の方にて
発見される謎の代物の数々
(クリーチャーの焼死体、壁に刺さってた斧、何か飛びだしたらしい巨大な氷・・・等々)
それに、建物の位置関係や間取りをですね〜
ちゃんと再現してくれてたのですよ、ふ〜む、偉い。
あ〜あの氷からこんな風に、ほ〜
あのクリーチャー、あいつとあいつだったんかい・・・
と、このように
何か恐ろしげだった残骸たちの謎が明かされてくので
楽しい。
前日談ラスト、駆け出すわんこ
で、カーペンター版に繋がる、って〜わけです。
あ〜もっかいカーペンター版が観たいぞおお〜、うずうず。


カーペンター版と繋がろうってんなら
自然、要求されますね〜
エイリアン?のデザインの迫力が。
いやあ、カーペンター版は凄かった・・・。
印象に残るクリーチャーが登場した映画を3本挙げるなら
その一つは間違いなく、遊星からの物体 X です。
(因みに他2本は、「THE FLY」と「バタリアン リターンズ」)
ああ、思い出すなあ。
じわじわ進行する物語に、僕は大いに油断していたのです。
のほほ〜んとしてたら
急に、どばばああああ〜んっと異形化して
うぎゃあああああああ〜でした。
ぬめっとしてぬるっとして・・・げてげてだぜ〜。
非既視感、ってのともちょっと違うような、う〜ん。
精神に直接ダメージを与えるような。
なんて見事なクリーチャー、としか言いようがない!!


さてしかし、あれは80年代だからこその産物と言えます。
職人さんが丹誠込めて一つ一つ手作りした化け物・・・
兎に角、生理的にきつい
間違っても近寄りたくない
でも、なんとなくすぐ傍に居てもおかしくないような温かみ・・・
不思議ですね。
今ではもっとスタイリッシュでかっこいい奴が
進歩した技術でわんさか生み出されてってますよね。
だけども僕は
あのノスタルジーをいっぱい搭載したレトロな怪物がね
好きなんだな。


じゃあ、この前日談という名の続編に出てきた奴らは
どうだったんだ?!
なんと、なかなかに素敵だったのです。
完全に人間の姿が取っ払われちゃうと
単なるうにょうにょになってしまったんですが
それはしょうがない。
注目すべきは、人間からのエイリアン化場面なのです。
そう、そうなのです。
この遊星からの物体 X って作品は!!
人間から異形へと移ろうところに!!
ときめくものなのです!!


いや〜本当、新しい方もなかなか良かったんですよ〜感激だなあ。
人間と同化しつつあるエイリアンを解剖手術だなんて
人類の貪欲さって怖いね!!
顔面がばしゃっと割れたり
顔と顔が融合合体したり(気味の悪いラヴシーンだねえ・・・)
大傑作の名を辱めないだけの仕事はされていたんじゃないかな〜。


僕の個人的な趣味嗜好的判断では
近代のスタイリッシュクリーチャーでは
何をしようとあの古き良き強烈でおぞましい印象には勝てっこないけど
あくまで好みの問題ですから
いや、好みでいうと、どっちも好きなんですけど
どちらのが怖いかって問われると
昔のおどろおどろしいもんのが怖いんだ、僕は。


今と昔で変わった点といえば
主人公が女性になりました。
SFホラーって女性が唯一の生き残りになったりするのが多いですよね。
「ALIEN」のリプリーから流行したスタイルのようですが
なんだかんだ守られ、いざとなると冷静に冷酷に物事を判断する
女性は強いね、生命力が。
なんだろう・・・あとは・・・
画面に華があるよね・・・。
カーペンター版は
むさいおっさんばっかで激烈に渋かった・・・!!
そこがまたいかしてた。


さて、人間に化けてるエイリアンと普通の人間が混在してるなんて
困った事態ですね。
もう誰もかれも疑心暗鬼です。
皆、自分は違うと言い張りますし
マジで違うのに疑われたら、焦りますよね〜。
必死に喋りまくるとかえって怪しいような
だからって反論しないのもどうよ・・・とか考えちゃって
一人、汗、だらだら。
ぞっとするぜ、嫌だぜ!!
エイリアンに疑われることはそうそう無いでしょうけど
現実にも色々、追い詰められること、ありますよね!!
そんな時、僕はいつも、地球よ爆発しろ〜って念じてみますが
未だかつて爆発してくれたためしがありません。
物語中は有り難いことに
エイリアンとの見分け方が発見されまして
完璧ではないにしても取敢えずそれを試みるのですね。
なんとなくジョジョ5部を思い出しました、あれです
誰かの精神にボス(ディアボロ)が潜んでる、って時の、あれです。
あの時もブチャラティは流石でしたね、良い若者だったよ彼は。


炎は最強。
破壊しても倒せないのに、燃やすと燃える。
そんなこと、多くないでしょうか。
やっぱ火ですよ。
昔ポケモンやってる時、炎系は何故か
見た目はかっこいいのに弱い、と言われていましたが
現実では最強かもしれないぞ、リザ―ドン、ウィンディ、元気出せ!!
あ、でも魔人ブウは燃やすくらいじゃ駄目でしたね。
ピッコロが後悔してましたものね。


カーペンター版では、12人も居た仲間が
最終、たった2人になってしまった挙句
その2人にも凍死という未来が待ち構え
なのになんでだか爽やかな終わり方で
これこそ珠玉のSFホラーだぜ・・・!!とか思いました。


新しい方では、ラストはカーペンター版に繋がるわけで
非常にうきうきわくわくする幕引き。
始まりから終わりまで、全力疾走した感じです。
やはり最近のものの方が、物語の展開が早いですね。
現代人はせっかちで、あまり待てない性質だそうですから
長々とじらすより、最初から一気に畳み掛けた方が良いのでしょう。
僕はちょっとでも眠いと
如何に面白い映画が目の前で展開されようと
すやすや寝入ってしまうので
その前にどんぱちやらかして眠気も吹っ飛ばしてくれるのは
有り難いことです。


二つまとめてしまって
双方の監督に怒られやしないだろうか。
どっちも面白かったんだから、許してくださいな。
どちらか選べと言われれば
僕は迷わずカーペンター版に飛び付きますが
これはしょうがないことなのだ!!
僕はどうやらカーペンターが好きらしいんだ!!
「クリスティーン」とか「THE WARD」とか、僕は好きなんだよ〜。


そんなわけで
そろそろSF小説に手を出したいけど
これがなかなか出せぬ、ぬぬぬ。
2014年は一冊くらい・・・うぐぐ。
沢山の方がオールタイムベストに挙げる「夏への扉」とか・・・。
そうだ!!
僕、「エンダーのゲーム」が読みたかったんですが
読む前に映画化しちゃいましたね。
このまま行くと、先に映画を観てしまいそうですが
できれば小説を先に、うがが〜。
なるようになあれ。
ではこれにて。


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