悪魔のしたたり。。。BLOOD SUCKING FREAKS

本編も凄かったけど
収録されてるDVDのCMも凄かった・・・。
だって突然
「地獄を見ますか?」「はい・いいえ」っすよ?
迷わず「はい」を選んだけどさ。
こんなにドキドキさせといて
中身はお馴染みの、日本制B級エログロ映画の祭りだったわけっすけど。
今迄もそういうCMはいっぱい観てきたけど
わざわざ前もって覚悟を促すような演出は初めてだったんだ、僕は
ちょっとびびった!!


CMの前置きも凄かったけど
大事なのは本編ですね。
ジャケット裏を見てちらっと想像していたよりも
ちゃんとストーリーパートが存在してたことにびっくり。
僕はてっきり、もう只管に大変なことが起こりまくっている作品かと・・・失礼しました!!
だからといって
特に何も無いのですけどね。
こういうのは、物語を楽しむもんじゃないと僕は思うんです。
こういうのは
衝撃的にちゃっちい仕掛けと!!
よれよれの過激描写を!!
ココア片手に笑って和むものじゃあないですか!!


そんなわけで、簡単に話を説明するのも難しい。


本気の拷問・殺戮ショーを客に提供している変態さん。
ショーを見て、こんなん偽物だ〜とかトリックだ〜とか言う批評家さん。
悪趣味な見世物を観に来た恋人達。
この恋人のうち、女の方がダンサーだかバレリーナだかで有名で
ショーやってる変態さんに捕まっちゃう。
で、強気に頑張るんですが
結局、躾けられちゃう。
恋人を救おうとする男は、いまいち信用ならない協力者と共に、変態の住処へ。
それ乗り込め〜!!
でも駄目だ・・・。
肝心の彼女が洗脳されちゃってるもん。
てんやわんやごっちゃごっちゃ。
皆み〜んな、チーン。
完。


話だけ追うとこんなもんですけど
この映画の重要な所は、ストーリーじゃあないよ。
頭をぎりぎり締める器具の緩そうな感じや
それに苦しむ女性が、次のカットでは亡きものになっちゃってるんだけど
その急激さとか。
・・・めっちゃ開脚させる拷問具?のちゃんとしてなさとか。
(いや全然脚開けてないですよね・・・なんで彼女も死んだんだか・・・)
首がごろんと落ちる場面でも
落ちた首もう腐り始めてますよ!!早っ。
板?で殴られる場面では
頭が板を突き抜けちゃうわけですが
あらかじめ板をくり抜いてましたよね、ってのが見え過ぎてる・・・!!
しかもそんなぎざぎざな・・・漫画じゃないんだからさあ・・・。
何もかも
もちょっときちんと作れなかったのかい?
う〜ん、楽しい!!


他にも、変態ってこういうの好きだよね〜がいっぱい。


先ず、サディストでありながらマゾヒストでもあるって二面性。
打っても打たれても喜べる、お得な感覚。


そして、裸体テーブル。
そんな不安定なテーブルの何が良いのやら?だけど
きっと彼等にとってはなんとなくエロいのだろう。
四つん這いってのは屈辱的な姿勢だから
相手を支配している、服従させている、という悦が湧きおこるわけだ。
欠かせないですね、キャンドルは。
あれのお陰で、うねうねするテーブル。
・・・良いか〜?
・・・い、良いかもしれん。


女の人が何人も、狭い檻に入れられてて野性化。
僕・・・苦手だよ・・・獰猛な女性って。
つまりそうやって変態さんは彼女たちを飼育してるわけなのですが
餌で手なずけ、笛の音で躾けても
ううむ・・・
いや、きっとあれはまだ途中過程なのだ!!
完成像はもっと違うのだ!!
それとも
あんなにも野性化しちゃってる輩が、自分にだけは従順ってのが、そそるのか?
でも笛がないと絶体絶命だし
いやいやしかし、笛をぴりっと吹くだけでおとなしくなるのが可愛いのか?
主要キャラだったダンサーさんは
良い具合に躾けられてて
ああいうのなら分かるんだけどな〜。
完全に野生化しちゃってると・・・なんか・・・美しくな〜い!!
僕の守備範囲外だ・・・。
だって怖いんだもん・・・。


そんな僕の趣味の話はどうでもいいのですが
変態にも色々ありまして
それぞれ自らの美学に従って行動しているわけですね。
なので
他の変態と出会った時
わ〜こいつやっべ〜よ〜、と、ひく事もあるのです。
どっちがより変態なのか?
それはどの物差しで測るかによって変わってくるでしょう。
作中、ショーを営む変態さんのところに
お医者な変態さんが呼ばれるのですが
そいつがまた変態でして
うん・・・危ない奴だったな、あいつ・・・
女性の歯をぶっさぶっさ抜いて喜んでたよ・・・良いかそれ?
当然ながらそいつは始末されました。
ショーの変態さん的にも、これは無いわ〜、だったようです。


最終的には
野性化した女性達による謝肉祭だぜずんどこずんどこ
みたいな終わり方をしますが
どんどん展開してってがっつがっつ暴力があって
というのではない。
意外にゆっくりと展開して(やや冗長に感じるほど)
けったいな暴力場面自体、量的には、寧ろ少ないんじゃないかな〜。
深夜にひっそり観ましたが
随所で笑えましたね。
こういうのを、愛すべき映画と呼ぶのでしょう。


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