THE PATRIOT

ジャンル問わず、熱いお話が好きだ。
熱くないお話などあろうか、との御指摘があるかもしれません。
ごもっとも!!
だけど他に表現のしようもないのでこう言うしかないのですね。
熱いお話が好きなんです。


今せっせと姉は、キャバクラの経営に奮闘している。
「龍が如く2」やってんです。
僕は「風雲 新撰組」やり直してます(それについてはまた別の機会に!!)。
どちらも熱い。
男達の生き様が!!
魂が!!


たとえば
革命って響きに宿る崇高なる初志や
軍の武力による鎮圧に対する民衆の徹底抗戦とか
・・・僕は平和を生きるのほほんとした人間ですが
だからこそそういう熱い戦いに憧れを抱いているんでしょう。


実際には
なんかの占いの結果にも出てましたが
僕は、「変化を望まない保守的自由人」だそうです。
自分はやりたい放題やってふらふらしてますが
伝統を重んじ、急進的な考えには拒絶反応を示す
とのこと。
他にもごちゃごちゃ書いてあったのはまあ置いといて
当たってるかな、と思った部分だけ記憶。
つまるところ僕は
仮に、身近に革命が起こりそうな空気が漂い始めていたとしても
え〜めんどくせっ
と顔を顰めてしまうかもしれぬのです。
変革しようとするものの内容にもよるでしょうけど。


どんだけ脱線してんだ!!
映画の話を早くしろよ俺!!
では参りましょう。
パトリオット


アメリカ独立戦争の頃ですね。
イギリス
自由の為の戦い。
(いや、「自由の為に戦え」です)
子を持つの強さと弱さ。
若い男の子ってのはなんでだか、戦争したがる。
祖国の為に戦ってこそ一人前の男、のような
早く軍に入りたいな〜、のような
ふむ・・・男の子ですね。
メル・ギブソン演じる主人公は、息子は勿論、自分も戦闘に加わりたくない。
戦争には断固反対。
彼は過去の戦いで凄絶な行いをして有名なのですが
今回は
もし戦争になれば
戦場は我々の家の庭先であり、窓の外すぐそこ、になるのだ・・・と
子だくさんパパは説きますが
どっちみちこのままいけば戦闘は免れないよ絶対。
長男は兵に志願しちゃったし
二男は兄ちゃんが羨ましげ。
さて
主人公の言ったとおり
庭先が戦場となってしまいます。
(戦争ってのはそりゃそういうもんなのですが
本当に異様な光景です。
映画ですらそう思うのですから
現実に見ればそれはそれは不思議で恐ろしいものでしょう)
負傷した長男を家に迎え入れ
他の兵士達の手当てなどしておりましたが
敵が来るよ〜。
来たよ〜。
本作における悪役、タビントン登場。
長男、捕縛。
二男、射殺。
トマスうううううううううううううう(二男)!!
沈黙。
敵さん方、去る。
(僕、涙を禁じえない)
沈黙。
父、キレる。
まだ幼い二人の息子に銃を持たせ(援護させ)
自らも武器を体にぶら下げて
長男を連れてった小隊を襲撃。
その手際の良さ!!
鮮やかさ!!
この時の動きのかっこよさは
最新でスタイリッシュで奇抜で特異なアクションてんこ盛りなあらゆる映画の
遥か上をゆきます!!
血生臭い迫力・・・!!
メル、渋いぜ・・・!!かっこ良過ぎる・・・!!
と同時に
息子を失った主人公の悲痛さがみしみしと軋むようで
また泣いてるよ俺〜。
まだ始まって間もないのに・・・どうなってんだ。
敵の血で顔面真っ赤に染まった父の姿は
息子達の目にどう映ったか・・・(という心配は不要だった、良かった)。
この時の敵さんの生き残りの証言から
主人公は「ゴースト」と呼ばれるようになり
タビントンにとっては目の上のたんこぶ的な存在に。
さあ〜
長男は無事に救出できましたが
やっぱり戦いの中に戻ってゆくわけで
その戦いってのが
当時としてはそれが当たり前だったのかもしれませんが
馬鹿ばかしいというか
阿呆くさいというか
我が目を疑うよ、あんなものが戦いと呼べましょうか?
正面から両者、横一列に並んで、発砲
ばたばた人が倒れ
次の列、発砲、また人が倒れ・・・の繰り返し
って、おいおいお〜い。
軍略も何もあったもんじゃないぜ。
軍師とか居ないのか・・・?
ジェントル・ウォー。
兎に角、意味が無い!!
主人公も呆れちゃいますよ、なんじゃこりゃですよ。
彼は戦争に参加することを決意。
長男を自分の指揮下に置いて
正規軍とは別の民兵を組織、ゲリラ戦を開始。
(この民兵の中には牧師さんもおりまして
羊飼いも羊を守る為、狼と戦う事もある」と発言。
僕は牧師が銃を持ったりすると泣けてくるのだ・・・)
主人公の子供達(と、死んだ妻の妹)は襲撃されるも
危機一髪難を逃れ、黒人達の暮らす質素な場所へ移動。
長男ガブリエルは恋人を呼び、その地で結婚
居て良かったね牧師様。
和やかな時は瞬く間に過ぎ
男たちは戦いの中へと身を投じなければなりません。
主人公を避け、口をきかなかった末娘が
去ってゆく父の背中を見詰めながら、徐々に表情を曇らせ
思わず溢れ出たような声で
「行かないで」と呼ぶ場面には・・・
泣くしかない、ブーフーフー。
こんな可愛子ちゃんが待っているんだ、生きて帰って来るしかあるめえよ!!
一方、タビントン。
とっても良い具合に悪い表情なさってて素敵な悪役ですね。
悪役に魅力があればこそ、面白さは倍増するというもの。
上司からのプレッシャー、家系のこと、孤立・・・
彼にも色々ありまして
ちょっと可哀想なところが良い塩梅。
彼の非情さの舞台裏です。
そんなこんなで冷酷さに磨きのかかるタビントン。
(そんなことしなくても彼は充分優秀で
あの例の無策で糞うんこな正面からの銃撃戦なんかと比べりゃ
彼の読みは正確で、極めて有能な人物だと分かるのですがね)
民兵志願者を募った村の住人(ガブリエルの嫁を含む)を
教会に集めて鍵をかけて
火を放って皆殺し。
戦争といえばこういう酷いことがね、とよく語られている、あれじゃないですか。
更に
妻と子を殺され、自殺する民兵。
ガブリエルや村の出身者たちは勝手にタビントンを追って行ってしまった!!
嫌な予感。
いつも思うのですが
なんでこうも詰めが甘いのだ・・・?
夜神月も皆みんな、もっと慎重になろうよ!!
遠くからあと何発か撃とうよ!!
長めの剣で頭ぶっ刺そうよ!!
ガブリエル、あと一歩のところでタビントンに敗れる。
父が駆けつけた時にはもう虫の息。
最後に、トマスのことを謝る長男の優しさに、うおおお〜ん。
主人公は抜けがら状態に。
再起不能かと思われましたが
ガブリエルが過酷な戦いの合間にちくちく縫い繕っていた
アメリカ国旗を発見。
それを掲げながら、父、復活。
大規模な戦闘に、釣り野伏せで挑む!!
まんまとひっかかりおった!!
しかし崩れる隊列・・・退きゆく味方・・・
旗を振りかざしながら前進するよう鼓舞する主人公。
彼は皆の道標のよう。
熱い・・・!!
そしてタビントンとの最終決戦。
柔軟且つ華麗な身のこなしで確実に息の根を止めました。
流石パパ。
戦闘にも勝利。
その後、フランスからの援軍やら色々・・・
あとは歴史が示しているとおりですね。
おしまいに出て来る、主人公の未完成の家は
まだこの国は成すべきことが残っている、との暗示だそうです。


黒人たちは、この戦争を、自由の為に戦いました。
アメリカ側に付いた者もイギリス側に付いた者も
どちらに付いていた者も
同じく自由の為に戦ったのです。
彼等は当時、奴隷として扱われており
戦いの見返りが、解放、賃金の支給などであったようです。
そして彼等の戦いは少なからず今も続いているように思います。
差別的な心を
全人類から完全に排除することなどできませんから。
また、彼等は彼等で
他の対象への差別心がありもしますでしょう。
結局、僕を含めて人間なんてのは
そんな不具合ばっかりな生き物なんですね。
だから少しでも同じ考えの誰かを探して繋がろうとするんですかね。
皆、心細いのかもしれませんね。


ドラマチックに盛り上がり
如何にもアメリカ的な、英雄の物語
ではありますが
僕は好きですし、フィクションとはそうあるべきだとも思います。
戦争はあってはならない、が
人は戦わねばならない時もある。
(僕は、だから
ガンダム00のマリナ・イスマイールとは永遠に意見が食い違うだろう)


タイトルのパトリオットとは
愛国者という意味のようですね。
異国の地で生まれ育った僕にとって、非常に難しい言葉です。
言ってしまうと、僕はちょっとも愛国者ではないのですが
それでもやっぱり
いつでも心の片隅に、在るんですね、祖国の影が。
焦がれるでもなく、ただなんともなしにぼんやり、影が。


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