ドイツ零年。。。GERMANIA ANNO ZERO

さっきまで戦争映画の話をしてたので
今回はお気に入りの(この表現、良いのかなあ・・・)作品を。


全くテンション上がりませんが、こういうの大好きです。
戦争(愚かな大人達)に翻弄される素直で正直な少年
切ないねえ。


父親は動けないけどよく喋る・・・分かるよ、分かる、うん、苛々するよね。
父親も苛々するし
聞いてるこっちも苛々するし
血が繋がってるから余計にどうしたらいいか分からないし。
事情があって堂々と働けないお兄ちゃん
元ナチ党員とかだったかなんだったか。
捕まったら殺される〜と怯えてますが
正直、生活が厳しい、極貧なのです・・・。
お姉ちゃんの寂しい稼ぎではやってゆけないよ・・・。
当然、父、語る。
働けと言う。
兄、泣く。
泣き伏せる。
小さな主人公君は、なんとか自分も働こうと色々模索。
でも小さ過ぎてなかなかうまくゆかないよ、そらそうだ〜。
ぎりぎりのその日暮し。
主人公君は再会した先生(変態野郎かと思ったらそういうわけではなかった)から
弱者は死ぬべき、というような教えを頂戴。
それに従って
寝たきりの父を殺害!!
これで食いぶちが減った・・・。
やってやりましたぜ、と先生に報告すると
んなことしろって言ってないよ・・・っておいこらてめえええええええええ。
行き場のなくなった少年は一人、荒廃した街を彷徨い
そうして自らの時を永遠に止めてしまうのでした。
しょ、少年〜!!


僕としては、あれこれ言われて思わず泣きだすお兄ちゃんが好きだ。
おやおや、といった感じですが
でも命に関わる問題ですからね〜。
ドイツといえば
あのドイツドイツしい髪型って素敵だ〜。
僕がもし美形な外人青年だったら、迷わずにあの髪形にするよ。
駄目だ、そんことしたら
毎日自分を水面に映してうっとりしてしまうね!!
ナルキッソスじゃあるまいし。
まあそんな心配は要らないや・・・。
美形じゃないし外人じゃないし・・・。


弱者は死ぬるべし。
少年を最終的に死へと導く禁断の教えでありますが
ナチ思想を子供達に植え付けようとしてああだこうだとか、そういうのは置いときましょう。
若者は新たに提示された危険思想に傾倒しがちな生き物じゃありませんか。
ふむ。
主人公君が父親の事を
弱い者(死ぬべき存在)、と判断したってところに
僕は注目です。
確かに、動けないのに口うるさくて、偉そうで、家族内の平穏を掻き乱す存在。
こいつが居なけりゃもっと平和に過ごせるし
こいつが居なけりゃ生活費もちったあ浮くし
邪魔者でしかない。
愛が無かったわけじゃなかろうけれど
憎しみがそれを凌駕したのか
自分なりに良いことをしようと考えた結果か
世の中の理にのっとったのか
12、3歳であれば、それなりに自身の脳味噌も育っているであろうから
それとも日々の過酷さゆえにある意味で成長が止まっていたのか
兎に角、子供の心の動きが好きだ。

そういうことを考えていると、ふと気付くけど
子供も大人もあまり変わらない、何か違うか?いいや違わない。
ってことは
僕は単に心の動きが好きだということだな。
あと心が震えてる演技とか好きだな。
演技、が好きと言いきったのは
実際に不安定な心理状況の者と一緒に居る時、とてもじゃないが
そんな場合じゃない!!
それどころじゃないのだ・・・。
だから落ち着いてゆったりとした気持ちで
演技を堪能したいのだ〜!!
ちなみに
亡きヒース・レジャーの演じる繊細そうな人物の感情の出し方がとても良い。
毎度、く・・・良いなあ・・・と思わされる。
これ言うの何度目でしょうかああああ同じこと沢山言いたいんだよ僕はあああああ。
とととととととととと
脱線しまくっちゃいましたね。


最終的に死んでしまう主人公君ですが
どのような思いであったのか
どのような思いも抱けないようであったのか。
彼があの時に孕んだものは
純粋なる悪意か
透明なる正義か
幼い心臓は小刻みに跳ね
今ではすっかり暗闇の底。
こういうの好きだな〜。
なんででしょうか、少年にはある不思議な魅力が
少女には欠けているんだなあ・・・。
少女には少女特有の魔性がありますけど
僕はそれには惹かれないんだなあ・・・。


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