真実の行方。。。PRIMAL FEAR

プライマル・フィアっつったって・・・メタルな素敵バンドしか浮かばないよ・・・。
いいえ、今なら言える。
こんなにも僕の趣味に適った映画があっただなんて。


リチャード・ギア演じるマーティン・ベイル弁護士
元部下(とかそんな位置関係)な女性検事とよりを戻したがっておりますが
なかなか上手くいきません。
そんな時、とんでもない事件が起こりました。
司教様が惨殺されたのです。
78ヶ所もの傷(しかも指はちょん切られ、性器も、あらら・・・)、更に、部屋は血だらけです。
現場から逃走していた血塗れの19歳の青年が逮捕されました。
彼はアーロン・ルーク・スタンプラー
物乞いをしていたところを司教様に助けられ、以後、助手として傍に仕えていたそうです。
マーティンはアーロンの弁護を無償で引き受けます(というか自ら買って出ます)。
殺されたのが司教様であり、その事件の凄惨さから
無実が証明できなければ
前科も無い青年が、死刑(電気椅子らしい)になってしまいます。
アーロンの、現場には自分以外の人物が居た、という証言や
土地開発事業の中止とその損害
司教の胸に刻まれた謎の数字・・・等
探ってゆくと
アーロンの「時が消える」理由と
司教様の不埒な行いが明るみに。
司教様は悪魔払いと称して、青年達に破廉恥な行為を強要、テープ録画していたのです。
これは立派な殺害の動機になりえますが
飽くまで、司教様を愛していた、彼は自分の恩人だ、父親のような存在だ、と主張するアーロンは実は
二重人格だったのです。
おどおどしてぼんやりした印象の彼の内にはもう一人、ロイという人格が住み
アーロンが窮地に立たされたり、何かに耐えられなくなると出現するようです。
父親からの虐待が原因らしく
12歳くらいから人格交代が始まり
ロイが表に出ている時の記憶は、アーロンから抜け落ちてしまうのです。
彼が、時が消えたように感じていたのは、その為でした。
ロイは司教様殺害の犯行は自分がやったとぺらぺら喋ります。
マーティンは、アーロンの無実を証明する為
少々危険ながら
法廷にて、検事(マーティンの元交際相手)にアーロンを激しく責めさせ
やや凶暴で首の骨をへし折りたがるロイを呼びだしたのです。
読み通りロイは暴れ
その場に居た全員が、彼が多重人格であることを認めました。
裁判は中止。
彼は無罪となり、病院へ。
しかしそれもそう遠くない時期に出る事が叶うだろう、とのこと。
アーロンは、マーティンに感謝の言葉を述べます。
ところが
時が消えている間の事を口走るアーロン。
おやおやおやおや・・・
マーティンが嬉しそうなものでついうっかり、だそうです。
ゆっくりと拍手をし、にやけた表情で語られる真実。
彼は、二重人格などではありませんでした。
そもそも、初めから存在していなかったのです。
アーロンなんて青年は。
お疲れ様です弁護士さ〜ん。
めでたしめでたし。


「あの顔にほだされた?」
女性検事の素晴らしきお言葉。
言葉はどもりがちで物腰は弱々しく、頼りなく
口元は無防備で(常にちょこっと開いてる)
目元は儚げで
アーロンを演じたエドワード・ノートン(以下エドワード)の可愛さが爆発しております。
その高い演技力が評価されているそうですが
確かに
確かにとてつもなく良かったのです。
色白で、今にも泣きだしそうな、おとなしそうな、助けを求めているような子から
眼光鋭く、頭の良い、やんちゃな暴れん坊への切り替わりの
かっこいいこと!!
あの目の鋭さは普通じゃあない。
無邪気と邪悪を同時に併せ持つような笑い顔も。
エドワードなのです。
この映画は僕にとって、全く、エドワードなのです。
あの横顔の綺麗な線、目を伏せた時の睫毛の影
可愛い若者が囚人服を着ているという状況(僕は囚人服って、それにもよりますけど、基本、好きです)。
アーロンの存在を否定したラストでのウィンクは
賢い美形悪党にのみ許された美の体現方法ですね。


「父親と坊さんのオモチャにされ」とは
マーティン弁護士がアーロンについて喋っている時の表現ですが
良い響きですねえ・・・しみじみ。
結局は違いましたオチ、ではありましたが
やっぱり多重人格ネタは好きです、マリアをプレイしたくなりますね。
仮に
本当にアーロンとロイが同居しておりましたら
それはそれで、なんか、良かったりします。
めそめそしやがってとか腰ぬけとか言いながらも
相手の事を(同時に自分のことでもありますしね)放っとけない
今度あいつを脅しやがったら、と他人に忠告してみたり
そういうの、微笑ましい。
で、結局そうでなかった、一人芝居でした〜という事になりましたが
こういうのも好きなのですよね〜僕。
どっちに転んでも僕には嬉しい・・・幸福だなあ。
ロイの仕草、可愛いですね〜。
それに僕は外人さんが、相手との至近距離で放つ「LOOK AT ME」(多分そう言っておりますよね?)が
元々凄い好きなのですよね。
何はともあれ
何よりも先ず
ロイの初登場場面の抜群のかっこよさ。
脱帽です。


傍聴席に座っていた
過去に司教にあれこれされてしまったらしい金髪の可愛子ちゃん。
やっぱ司教あいつ、むむむ。
可愛い子がお好きなのですね。
「ソドムの百二十日」を例に出すまでもなく、現実世界でもそんな事件は
あっちでもこっちでも多発。
悲しき神のしもべよの・・・。
救いの家って、誰を救うんだい、自分自身の情欲をかい、そんな状態ですね。
あの金髪ちゃん、マイケル・オドンネルってお名前のようだ。
君、まだまだ今も可愛いままっすね。


お〜い、真実はそして何処へ行ったんだ〜い?
知るか。
そんなそんな事じゃあないんだ、肝心なのは。
エドワードの変幻自在の魅力が
それこそが真実なのだ。
紛れもない、信用できる唯一の物なのだ。
ああ!!
好きな要素ばかり寄せ集まって
僕を喜ばせるために撮ってくれたのかと疑うほど、満足満足。


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