素晴らしき哉、人生!。。。IT'S A WONDERFUL LIFE

アメリカでは、クリスマスや年末に観る定番映画だそうで。
それ聞いただけでもうアメリカを好きになっちゃうよ。
この映画、とてつもなく単純に、面白い。
何という特殊なこともなく、ただ単純に、面白い。
最後に訪れる大袈裟で騒がしいハッピーエンドの感動は
わざとらしいほどの善人讃歌。
そして人生は本当に素晴らしいものだなあ、と
思想まで揺さぶってくれるのです。


ちっちゃい時から良い奴だったジョージ
を助けるために氷池へ。
片方の耳がチーンしちゃったけど元気に育ってゆきます。
良い子なので、ガウワーさんのお店のお手伝いもします。
薬を届けて来いって言うけど、え、でもこれって・・・
どうして届けなかったのかと殴られるジョージ少年、泣きながら
だってこれ劇薬です
息子さんの死のショックで薬を間違えちゃってたガウワーさんは
思わずジョージ少年を抱き締めるのでした。
さて、父親建築貸付組合?を営んでいるのですが、ぶっちゃけ裕福ではありません。
だから大学の学費の為に働いて、ふう、ようやく行けるって時に
父、死んだ・・・。
このままでは、これぞ悪役といった感じの銀行家ポッターに、組合は潰されてしまううううう〜。
というわけで
任せたよ、ジョージ!!
え、え、でも大学が・・・・・・・・・くっそ〜こうなったらやるっきゃない・・・うう。
溜めた学費で弟を大学へ。
まあこれも弟が大学卒業するまでの辛抱。
後を継いでくれるって言ってたしね!!
ところがどっこいしょ。
大学から戻った弟にはワイフが!!
そしてワイフのおとんのとこで働くってそんな馬鹿な、うっそおおお〜ん。
このちっぽけな町から出て行けないジョージ。
自らの夢を一つ一つ諦めながら
複雑な気持ちを抱えつつも、それでもやけにならずに頑張ります。
それにしてもいっぱい諦めたけど、結婚相手だけは妥協できない!!
メアリーとゴールイン。
ハネムーンへ行くぞ〜って何何何騒いでるの??
悪いポッターの策略で大変な事にいいいい。
あ、こんなところにお金が(それは新婚旅行費)!!取敢えずこれで乗り切ろう!!
なんとかなったけど
ああ、旅行にすら行けず、メアリー・・・御免よ。
でもメアリーは良い妻であった!!
その後も色々あるけどジョージの抜群のセンスによってか、経営は安定。
子供もいっぱい。
弟は戦争で素晴らしい功績を残したとか、で、もうじき町に戻って来る。
ちなみにジョージは耳の事で兵役免除されました。
結局、この町を出られずに夢も叶わなかったけれど、それでもジョージは真面目に生きてます。
ところが!!
ボンクラの所為でどえらい事態に!!
とんでもない金額を紛失しやがったあのボンクラ!!
うわ〜このままではムショ行きだ〜絶望だ〜。
ジョージ途方に暮れる。
子供に当たってしまう、子供の通うとこの先生に当たってしまう、木に当たってしまう。
ああ、この橋から飛び降りようか、そうしようか。
しかしジョージより先に知らんおっさんが飛びこんだあああ!!
助けなきゃ!!
ジョージはおっさんを助けます。
なんとおっさんの正体は天使様。
ジョージを助けるために敢えて飛びこんだのだとか。
まだがないのは二級天使だからだそうです。
生まれて来なきゃ良かった、と嘆くジョージ。
よっしゃ!!天使様は、ジョージの生まれなかった世界を見せてくれます。
生まれてないので、まあ勿論だあれもジョージを知りません、淋しい〜。
行きつけの酒場にて、この落ちぶれ果てたお爺さんは・・・はっ貴方は
ガウワーさん?!
なんでも昔に、客の子供を劇薬で殺害したとかなんとか、あわわ。
この墓・・・
弟のじゃん!!ちっちゃい時に死んじゃってる!!
おとんの組合もとっくのとうに無くなってるし
おかんはなんつ〜いかつい表情してんだ!!
メアリーは、何故か眼鏡の地味系に?!
嫌だ、こんな世界は!!うお〜!!
・・・!!
も、元の世界に戻った?!
わ〜い皆あああおめでとう、おめでとう、クリスマスおめでとう!!
彼も彼女も皆、僕を知ってる、僕の町だ!!
僕の家!!
家族達よ!!妻、子供達よ!!
皆あああ〜!!
あれ?メアリーは??
旦那が天使とトリップしている間に、メアリーは事情を聞いて知ったのでした。
彼女は町中の人々にお金のカンパを頼んで回っていたのです。
扉を開けると沢山の人々が家の中になだれこみ
ジョージの為なら幾らでも出すぜ!!
み、皆あ。
昔にメアリーを好いてた恋敵サムまでも!!
弟もタイミング良く帰って来た!!
ああ!!
この素晴らしい光景!!
そして天使様からのメッセージ。
友ある者は、決して敗残者ではないよ、と。
ベルが鳴ります。
それは天使様が翼を貰った合図なのでした。
めでたしめでたし。


言う事無いね!!
ラストの盛り上がり、感動への流れ!!
大事な事ですが
町中の皆がジョージを愛してくれてることに、微塵も疑問が湧かない。
あんだけ日々人々の為に奮闘した者が、愛されない筈がない!!
こんなにも純粋に感動を提供してくれて、且つ楽しく爽快な映画。


主人公のジョージの人間性がまた良い。
当たり前のように良い行いをする人間ではないのです。
誰かの危機には頭より体が先に動くわけですが
とても人間臭〜い善人で
誘惑には迷い、夢を諦める度に落ち込み、行き場の無い不満を抱え、時には怒りを爆発させます。
悪に屈しない姿勢も、父親とポッターのやり取りを見ていた幼少時に培われた、反発心とか
そういうちょっと子供っぽい心情が、後々も含まれてる気がします。
子供って、自分の親がへこへこしてたり悪く言われたりするのが、悔しいものでしょう。


悪役のポッター氏、ヘンリー・ポッターというのですが
ヘンリーの愛称はハリー。
つまり彼はまんま、ハリー・ポッターだったのですね。
なんというか・・・
ラカ〜ラナムレヴィオ〜サです。


天使が登場して、有り得ない事が起こるというのに
特殊な効果が全然使われておらず、その無理の無さが素直で見易い。
あれこれ変な表現が無いので分かり易い。
大切な物を、きちんと手渡ししてくれるような映画。


こういう映画を不朽の名作と呼ぶのでしょうね!!


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