PLATOON

何故なのかいつからなのか、僕は意味も無く戦争映画が好きなのです。
で、お店に置いてある有名なタイトルを取敢えず観てこ〜と思いまして
フル・メタル・ジャケットやらプライベート・ライアンやら
色々借りてやっとこの作品に至りました。
プラトーン
このタイトルは、軍隊の編成単位の一つだそうで、30〜60人程度で構成された小隊を指すそうです。
そうです。
皆さん御存じのあの激渋なジャケット、印象的ですねえ。


別に貧しくもない大学生だった主人公クリス・テイラー(以下クリス)は、色々と考える事があって、自ら志願し戦場へ赴きます。
しかし彼はベトナム戦争の前線へと送られて即行、後悔。
そりゃあそうです。
オリバー・ストーン監督(以下監督)は実際にベトナム戦争を経験していて
(しかも最も過酷とされる歩兵偵察隊に所属していたそうで)
この作品に出て来る人物にはモデルが居ますし
起こる出来事も実際に目にした事やそんなんだそうで
元軍人さんなんかが観るとかなり懐かしい気分になるようです。
当時の流行りのブレスレットや音楽、細やかな気配りは矢張り、監督自身が経験した事だからこそって感じですね。
監督は、当時思っていた事を、クリスに代弁させたようです。


僕は経験していないししたいとも思わないですし
だからああだこうだと言う事もしたくないので言いません。
じゃあ何を此処に書きたいのかって?
それは!!
エリアス軍曹が滅茶かっこいいあああああああううわああああ
という事だけです。
それだけです。
本当、こんな真面目な作品を観て最終的な感想がそれで良いのか?と我ながら心配になりますが
いや、それはそれ、これはこれ、ですよ。
もおおおおおおだあああって超超ワンダフルなんですもん。
ワイルドですし優しいですし、ああ、そうそう
監督が良いこと言ってました。
エリアスを演じたウィレム・デフォー(以下デフォー)の事をですね・・・
美声の持ち主だとか、北欧的な甘さがあるとかなんとか・・・
ザッツ・ライト、ははは、イエス!!
監督ってば分かってますじゃん、流石ですよ大将!!
クリスの荷物を減らしてあげる時から、うわ・・・俺もうこの人が好きだこいつぁやべえぜ・・・と思ってた。
思ってた、の、さーーーーー!!
あの怪しい妖しい笑みは、何なんでしょうね??!
死ぬほど素敵だ。
マリファナパーティの場面ですよ、エリアスがクリスに、銃身越しにマリファナ吸わせるとこですよ。
いやもう僕が単に病気なのかもしれませんが
あれって不思議とエロくないですかね?
エロかったですよね?
そうですよねえええ????
ああ、エロかった、エロかった、本当に。
そんで僕はもう完全にエリアスに付いてくぞ、と思ったわけです。
あのキャラクターは僕の脳内映画界において最高傑作の部類に入るものです。
もし仮にエリアスを演じたのがデフォーじゃなかったら、どうなっていた事か!!恐ろしい!!
デフォーじゃなかったら、俺、多分、バーンズ軍曹の方に付いてってるな。
実はバーンズは凄くかっこいいし部下思いだし頼りになるし
基本的に僕の好きな性質を踏襲してらっしゃる。
エリアスをあんな形で死なせちまった事にもがんがんに罪悪感を覚えているであろうなあ的な
そしてそれを正当化したいしとかまあ色々で酔っぱらってなきゃやっとれんわい的な
トム・ベレンジャーの表情の演技は素晴らしいよ!!
台詞など不要であります、目が、全てを語っているのです。
それに監督の言ってたとおり、バーンズの言う事が正しいってのは、こんな僕でも理解できるし
エリアスは組織を駄目にする要素も併せ持ってたってのも、悲しいことに理解できるんだな。
でもそういう危うさが、エリアスの捉えどころのない魅力の一つだったんじゃないっすかね?!


クリスが主人公ではありますが
実質、バーンズとエリアスの終わらない反目、こそが主題?っつ〜かもうあの二人だわこりゃ。
それ以外に何がある?


若き無名時代のジョニー・デップが出てます。
監督の予想どおり、彼はスターとなりました。


特定のキャラの事ばっか喋りましたが、小隊に居る他のメンバーも魅力的です。
モデルが居るって〜だけあって人物像が個々でしっかり確立されておりますね。
撮影に入る前に、みっちり過酷な訓練を積み、その際に役の状態で共同生活を送っていたというわけで
撮影も可能な限り物語の流れに沿って行われたというわけで
観てるとこの小隊ってもんが、本物のそれのような生命力を持ってんだなあ〜って気になります。
あどけない顔に純粋な狂気を秘めている(秘めちゃないな、もろ出し)バニー
安全に生きたいけど皆の前では威張っときたいオニール
クリスの親友的存在、良い奴、無事に帰還できて良かった、キング
癒し系ビッグ・ハロルド
ラストの咆哮に俺も思わず微笑んだラー
信じられないほどに使えない奇跡の間抜けっぷりが逆に凄え中尉
なにげに監督も出てますよ、少佐かなんかの役です。


さて、ハリス大尉役兼軍事アドバイザーデイル・ダイ氏。
彼は大活躍。
特典の音声解説でも、監督並みに喋り倒してて、満足満足。
どんだけ関わってんだってくらいよく喋る喋る。
あの声は私だ、あの袋の中は私だ、そんなエピソードが盛り沢山。


よし、じゃそろそろエリアスの話に戻ろうか。
あの廃れた教会の近くで、北ベトナム兵に追われながらヘリを追うエリアス。
死ぬまで走る姿は壮絶、不謹慎かもしれませんが、滅茶かっこいいのでした。
撃たれまくりながらヘリを追ってんです。
そして天国かヘリか何に対してか、天を仰ぎ腕を伸ばすあの最期・・・・・・・・・・・・・・・!!!!
これ初めて観た時に思ったのは、あ、あのジャケットって主人公じゃなかったんだ、って事でしたね。
で、倒れる。
はあ・・・。
死んでしまった・・・。
僕は酷く落ち込んだよ・・・。
クリスは理想主義的?な発言をしており、エリアスを善(正しさ)の象徴のように考えていたようですが
僕は勝手にですね〜
クリスはきっとエリアスの言いようのない魅力に魅せられていたのではないかと
そう解釈させてもらいました。
なんかそんな風に考えて美味しく頂きました!!
全世界に生きる真面目な人類全てに謝りたいくらいどうしようもないや、僕の頭の中、残念な脳味噌。


すっかりデフォーが気になって仕方のない僕ですが
なんという偶然でしょう!!
プラトーンと一緒に借りたDVDの中に、A、「ANTI CHRIST」が・・・!!
しかも観る順番もプラトーンが先じゃなきゃこんな感動は無いっすよ!!うふふふふふ。
主演だなんて・・・わ〜い、ラッキー、嬉しい!!
変わらずかっちょええええ!!!!
因みにアンチ・クライストは
ラース・フォン・トリアー監督は相変わらず元気いっぱいだなあ、と微笑ましくなりました。
やっほ〜ぅ!!


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