RESERVOIR DOGS

クェンティン・タランティーノ(以下タランティーノ)監督のデビュー作だそうですが
マジかよ、超良いよ。
かっこいいよ、男どもが。
痺れるよ、このセンス。


冒頭、だらだら喋る男達。
街のチンピラ。
マドンナの歌についてあぁだこうだとか・・・。
その会話シーンは恐らくだけど
その気になりゃもっと短くできたろうし、思いきってぐ〜んとカットできちゃいそうでもあるけれど
この部分でさえもセンスが光るというか
要らないなぁ、とは感じないので、凄い。


男達はそれぞれの名前をの名称で呼び合っておりまして
これから一仕事やってやろう、という所。
彼等は銀行強盗をやらかすのですが
え〜とですね
タイトルとかその他が流れるオープニングが終わると
ティム・ロス(以下ティム)扮するオレンジが血塗れで喚いているのです。
僕はこの、物語の運び方が好きで、お気に入りなのです。
それに血塗れで顔色の悪いティムが滅茶んこ可愛いんです、堪らん。


つまるところ
銀行強盗は失敗、死者も出、皆散り散りに逃げたって訳です。
で、ハーヴェイ・カイテル扮するホワイトが瀕死のオレンジの面倒見ながら、集合場所に到着。
続いてスティーヴ・ブシェーミ(以下スティーヴ)演じるピンクが到着。
頭のきれるピンクは、仲間の内の誰かが警察のイヌだと推測。
何故って、警報が鳴るより以前に警察が武装して待機していたんだもの。
そうなんです。
この作品は、どいつがイヌなんだ?とかどいつを信じられる?とか
死にかけてる奴も居るし
ぴりぴりとした緊張感の漂うなかなかに上品でしかも笑える要素のある映画。
舞台は倉庫みたいな場所で、各々のエピソードがちらちら流れる以外は外に出ない。
その程良い狭さ。
物語が進むにつれて高まる緊張は
息苦しいよりもわくわく。


登場人物の憎めないキャラクターが素敵。
勿論それは、役を演じた俳優陣の輝かしい演技と魅力によるものであり、
監督自身、どんなに下手でつまらない撮り方をしたってこの作品は成功する、と確信したほど。
確かに、そんくらい味のある人々。
ファッキンサイコでクレイジーだけど、クールである種陽気なブロンド
親父の事となると感情が抑えられないファザコン君、エディ
やっぱチンピラ達とは格が違う、貫禄たっぷりのボス、ジョー
多分、根は良い奴だけど、自分的理論とか理屈とか、めんどくさいんだろうなぁ、でも冷静っちゃぁ冷静なピンク
僕はこのピンクが好きだし
更に言うと、スティーヴが好きなのです。
ちょっと間の悪い小悪党とかをよく演じてるイメージ。
なんとなく憎めない。
それどころか応援したくなるような役のイメージ。
見た目も可愛いし。


さて、結局イヌは誰なんだって言うと
明らかに致死量を超えて流血している顔面蒼白のオレンジなのですが
か、かっこいい・・・!!
青ざめて髪の乱れた状態がまたかっこいい!!
堪んねぇな!!
彼はオトリ捜査をしてた訳です。
文字通り、命がけで。
か、かっこいい!!
男だなぁ!!
これこそが本物の男って奴だぜ!!


最終的に、そして誰も居なくなった、とも表現できるラストを迎えるのですが
これがまたなんとも・・・
熱い男達だったからこその、悲しくも虚しい、それでいて至極上等なぬわわぁぁぁぁぁぁ的終焉。
ドラマとかにありがちな、3人でピストルを向け合うのは良いけど撃つとどうなるの?の答えは此処に。
おしまいまでオレンジを信じ続けるホワイト、あんた本当に良い奴だ!!
オレンジを、可愛い弟分、だと思ってたのでしょうね〜。
オレンジの事をGOOD KID(だったかどうか定かではないですが)と表現していたし
まぁ・・・オレンジ・・・可愛いもんな!!
ちっちゃいし!!
オレンジが、ホワイトに謝りながら自分がイヌだと告げると
ホワイトはう〜う〜唸りながら、オレンジの顔に銃口を当てるのでした。
あぁ、あの場面。
あのやるせなさ。
流石ですタランティーノ。
やりやがったぜタランティーノ。
僕の中でのお気に入り映画ベスト100に悠々とランクインされたでありましょう。


若い警察官をブロンドがちょっぴり拷問するとはいっても
耳を切り落とすシーンは良心的で
グロい描写は皆無だし
このレザボア・ドッグスは暴力的じゃないんだもう全然。
銃を撃つのも爽快な撃ち方で
スパパパパ〜ンってかっこいいんだこれがもうマジで。
人物達の考えの違いとかも楽しいし、なんて見応えのある映画なんだろうか!!
シンプルであるからこそ、なのか・・・
説得力の塊のような映画だぜ〜。


あとはティムだな。
ティムの可愛さだな!!
あの目つき!!
あの眼差し〜かっちょいい〜。
あの目を見てしまうと、他の目は開いていても閉じているようなもんですわね〜!!
かっけぇぇのにでもなんか坊やっぽいし
ふらふらなのに銃を撃つ姿はとんでもなくクール。
好きだなぁ・・・。


何気にジョーが面白い人だと思う。


ティムの可愛さに乾杯しつつ
これはいずれDVDを我が手中に収めねばなぁ、と思う僕でした。


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