カリガリ博士。。。DAS CABINET DES DR.CALIGARI.

カリガリって言うバンドがあるじゃぁないですか。
この映画との関係性は定かではありませんが、否応なしに思い出すって事だけは確かですね。


1919年の作品とは思えないモダンでアーティスティックな映画です。
流石ドイツ!!
僕の愛する国!!
モノクロで、延々と鳴り続ける音楽。
曲があってもサイレント映画なのでしょうか?分からんですが、台詞は全て画面上表記。
モノクロでしかも古めかしい映像の感じ、僕、好きなのですよね〜。


フランシスが語り明かす、カリガリ博士にまつわる恐ろしい事件。
友人アランは彼に殺され、愛する女性も襲われたのです。
カリガリ博士に!!
博士は夢遊病者チェザーレを連れており
彼を操り、人々を襲わせていたのです。
しかしチェザーレは谷間で死に、フランシスは博士を追い詰めます。
なんと博士は精神病院の院長だったのでした。
そう語り終えると、フランシスは病院へと帰って行きます。
壁際に立つチェザーレ、遠くを見つめて自らを王族だと語る女性。
其処は精神病院。
現れた院長を、カリガリ博士だと呼び怯えるフランシス。
院長は言います。
これで彼の治療がやり易くなった。
彼は偏執狂だ。
おしまい。


そうなんです。
上質な妄想オチ!!
果たしてアランは実在しているのでしょうか??確認出来なかったなぁ病院のシーンで。
アラン、ああいうちょっと情けないような感じの子、好きですよ。
しっかし思うんですが
占ってもらいなさいって言われて、初っ端から
自分の寿命を尋ねるかい?
はっはっは、だから可愛いのさ、アラン坊やは。


さてさて、絶対的に僕は確信しています。
チェザーレ役のコンラート・ファイト(うろ覚えで名前に自信ありません)。
美形だ、彼は。
彼は間違いなく美人です。
後半殆ど目を閉じているシーンばっかで誤魔化されているのかもしれませんが・・・
その麗しい寝姿!!
モノクロで、しかも外人さんなので、目の辺りに落ちる影とか凄ぇ良いです、うっとり。
影に関しては他の役者さん達にも言えるのですが
兎に角、可愛かったなぁ。
しかも設定が夢遊病者だなんて、ナイスだ。
最後の、病院で何やらトリップしてるのか遊びに夢中なのか?な彼はまた可愛く
もっとよく見せやがれぇぇぇぇぇぇぇぇ〜い!!
と、もどかしかったです。
彼は、不健康で病的な役が得意だったそうです、素敵だなぁ。


女性はなんか怖かった。
目ぇ見開いてもしもぉぉ〜し。
サイレントだと演技は大袈裟になるものですが
そういう事じゃぁなく・・・なんか怖かった、なんかなんとなく!!


さてさて、前衛アートのようなこの作品。
背景がなんじゃこりゃ。
これは・・・度肝を抜く演出。
でも異和感無いのさ〜・・・きっとモノクロだからなのでしょう!!うんうん!!
不穏な感じ。
最後まで観ると、あ、彼の妄想世界を表現してたのかな??とも思えますが
この全編に漂う狂気!!
大人の為のお伽話のようにも思えるし、不気味なのに不気味過ぎない。
異様だ。


内容は
こういうオチは近年多く見られるね〜ってお話なのですが
そのどれもがこれを越えるには至っていない、と頷きたくなるくらいに、華麗にして見事な流れ。
何より、病的美形を起用したってのがナイスですよね。
そうですよね。
そうなんです。


創作意欲が湧きまくる作品でした。
ドイツ万歳。
この細やかな狂気は、ドイツならではの物なのではないでしょうか。


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