GOO GOO DOLLS。。。A BOY NAMED GOO

グェスのスタンド能力を思い浮かべてしまうけれど、今回の主役は
バンドの方のグー・グー・ドールズです。


このアルバムを僕がゲットしたのは、洋楽聴き始めた初期の頃で
多分・・・4番目かその辺・・・つまり我が家では年功序列の上位に位置している訳です。
なので、未だにこれについて語っていなかったとは、意外でした。
懐かしくて愛しい、良い作品です。
では行ってみましょ〜。


LONG WAY DOWNでワイルドな幕開け。
ちょっぴり掠れた声がまた良い雰囲気で、砂だらけの土地を連想させるような、黄土色っぽい曲。
アメリカのバンドぉぉぉぉぉぉぉぉって感じです。
控えめですがクール。
こういう始まり方は結構好きです。
荒っぽく疾走する、アメリカンロック的魅力たっぷりです。


2曲目、BURNIN’UP
1曲目の超低空飛行から、大空へと舞い上がる、清々しい曲。
何なんでしょうね、このカサついた声が良いのです。
曲全体に漂う何処となく優しくて悪戯っぽい感じは、この声の所為だと思うのです。
可愛らしい〜仕上がり。


それにしても僕は(どんだけ調べる気が無いんだって感じですが)
誰がメインで歌ってるのか〜とかが全く分かりません。
そういうのは僕にとって大した事じゃないので、なんか、まぁいいやって気持ちになってしまうんです。
このバンド良いじゃぁぁぁぁぁぁぁん、それだけですね、基本的に。


3曲目は、なんだか切ない?違うな・・・表現が難しいメロディで素敵な
NAKED
「WAY DOWN」「SAY NOW」の、跳ねる部分がかっちょえぇぇっすね。
音が止んで、声だけになる所も渋い・・・う〜ん、かっこいい。
大人な味。


僕のお気に入りだ〜!!良いんですこれが〜。
続く4曲目、FLAT TOP
始まった瞬間から、こいつぁ来るぜ・・・って思ってました。
サビのテンポが最強にかっこいいです。
「AND IT’S〜」の瞬間。
サビになるとスピードがダウンして、どっしりゆったりするんですが、それがかっこいいのです。
後ろで滑らかに下がりゆくギターの音。
そして良いタイミングで叩くドラムの、パンッ、って音。
しっくり来過ぎて爽快、おぉ、素晴らしい。
広い広い空に落っこちてゆく。
錯覚の中で微笑んでるような、真昼の夢か幻か。
そんでもって例の如く和訳を読むと、歌詞がまた面白いのです。
面白いって、ギャグってるって意味じゃぁないですよ。
意味深、僕的には、彼等の歌詞は、表現はストレートですが、核の部分は見えないように隠してるように思えます。
本当はどうか知りませんが、読んでるの和訳ですし。
具体的に説明してるんですが、それが何かってのは明かしてくれない感じ、です。


アメリカで最も有名な無名バンド、凄いキャッチコピーですが
それを返上する事となったヒット曲、6曲目のNAME
静かで穏やかな中にも力強さが在り、こりゃぁ誰が聴いたって良いって言うだろうに!!と思えるくらい
良い曲らしい良い曲。
アコースティックなギターの眩しさは、水面にきらめく陽の光のよう。
静と動のバランスも絶妙。
内に秘めた情熱も熱過ぎず、寧ろ乾いた感じで、淋しくて優しい。
やっぱ掠れた声は良いね!!はっは〜!!
激しさの後の静寂。
う〜ん、売れて良かったね!!
今やアメリカを代表する一流バンドです、素敵だ。


本作のライナーノーツに
ロックの名盤アルバムジャケットには、子供の写真やイラストが使われた物が多いとありまして
例として、U2、ニルヴァーナ、ヴァン・ヘイレン等が挙げられておりましたが
おぉ、本当だ。
本作も素っ裸のベイビーが写っているので、きっと歴史に残る名作となるであろう、との事でした。
実際どうだったかとかそんなんはどうでも良いですが
本作は僕のお気に入りです。
ロック史に残らずとも、僕の世界でのロック史にはばっちしその名が刻まれております。
派手さは無いのですが、大切にしたくなるような一品です。


さて、何故か切なくて、青春時代に胸に閊えていた名も無き感情を想起させる曲です。
9曲目、AIN’T THAT UNUSUAL
歌詞を読んでも、よく分からないのに切なくなるばかり。
だって前奏の時点で何故か胸がホット、あっちっち。
過ぎ去りし日々に別れを告げる、もう戻らない何かへの心残り。
それら全てに、爽やかに手を振ってみせるけど・・・
ぬおぉぉぉぉぉ。
そんな勝手なイメージに踊らされる僕です。
「SOMEDAY」で入るサビは、なんだか単純な展開で印象に残るし
すぐに歌いだせちゃうノリなのに、切ないぜ。
「HEY」の伸ばしがまたかっこいい、うぅ、やりおるわ!!
妙に盛り上げたり見せ場を作ったり、そゆのも無く、どんどん流れ過ぎてってしまうってのも良い。
良い、余韻に浸る暇も無く、すんすん流れて終わってしまう。
無駄に色んな楽器を使ってないっぽいし
これは・・・ロックだなぁ。
だからこんなに切ないのかな。
どうなんだ!!


全ての曲に漂うノスタルジックさは、絶対、掠れ声の所為でしょう。
良い仕事してますね。
悪戯っ子風に掠れてる可愛らしい声と、哀愁を含んで大人テイストに掠れたかっこいい声と
どちらも素敵だ。


11曲目、EYES WIDE OPEN
爽やかな風を呼ぶ曲。
彼等の曲は飾り気が無くて聴き易いですね。
ピュアロック、ピュアロック!!
サビに入る時の、ドッ・ドン、ってのが良いっすね。
そんな歌詞では全くないんですが
白っぽくて綺麗な・・・なんか白い壁の部屋って感じです。
其処でぐわわんっと眩暈を起こしそうな曲です。


ラストはLIME SPIDERSのカヴァー、SLAVE GIRL
これ滅茶好きです〜うひょ〜い。
明らかに怪しくてイヤラシイ匂いが漂ってます、それがクールだ。
「〜I HEAR HER SAY」部分の、ちょっとにやけた感じとか最高ですね〜。
ちょっぴり猥雑っぽくて、お茶目。
憎めない愛らしさが不思議。
これを最後に持って来たってのが良い。
真面目くさってなくて良いのです。


ロックの本来の姿って、僕は知りませんし、どうだって良いんですが
何の飾りも身に付けていない本作は
何も力まず凝らなくても、こんだけ良いのが作れるんだぜ!!って教えてくれているかのよう。
ア・ボーイ・ネームド・グー(邦題、グーという名の少年)。
ピュアである事は、素晴らしい。


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