EUROPE。。。OUT OF THIS WORLD

馬鹿売れした名盤、今尚ファンからの支持が熱いファイナル・カウントダウンを差し置いて・・・
誰しもそうだと思いますけど
あぁ〜!!良い!!と感じる物と、それとは別で、初めて衝撃をくれた物に対する愛着ってもんが存在する訳で
本作は正に、僕にとって、後者の方。
その美しさに舌を巻いた、ヨーロッパ初聴作なのです。


声もメロディも余りに美しいので、安らかに健やかに眠ってしまいそうです。
微笑みながらビューティフルサウンドの洪水に溺れる感覚はなんて心地良いのでしょうか〜。


のっけから美ハーモニーですか!!
びびった・・・。
SUPERSTITIOUSを初めて聴いた時、一瞬で理解しました。
綺麗で天井知らずなハイトーンヴォイスと、清流の如く濁りを知らない音の波を売りにしている
そういうバンドだ、と。
昔キャンプしに行った山の中で、底まで透けて見えるほど澄んだ川の水に感動したのですが
その感動とショックが再び僕を襲ったのです。
きらめくギターに、ロマンチックなドラム、それを支えるベース
この時期の音楽に欠かせないキーボード
全てが、ジョーイ・テンペスト(以下ジョーイ)の滑らかな歌を彩っている。
素晴らしいな、と、素直に頷いてしまいました。


前作ファイナル・カウントダウンがもっさり売れてしまった為(当時で、全世界600万枚
税金の問題が色々あったみたいですが
そんな背景を全く感じさせない仕上がりですね、このアルバム。
うん、っていうかそんな背景を感じさせる仕上がりな奴も聴いてみたい気がするけど・・・。
スウェーデンってそんな税金すんげぇ〜んすね。
代わりに社会保障がしっかりしていて、揺り籠から墓場まで(凄)と称されているんだそうです。
税金・・・こん畜生!!


お〜ぅぉおぉ〜。
3曲目のOPEN YOUR HEARTを聴くと鳥肌が・・・!!
これは・・・心臓をダイレクトに鷲掴みされるような・・・ぞくぞくするほど感動します。
この曲はセカンドアルバムにも収録されていたそうですが(持ってなくてすいません、いずれゲットする予定なので!!)
僕の心の師、伊藤政則氏の文を読む限り、本作ではより一層美しさに磨きがかかったようです。
ちょっぴりハードなギターの音が鳴るまで、まるで夢の迷宮に迷い込んだかのようで
現実世界を忘れてしまいそうです。
いや、ちょっと忘れてました。
現実から逃げたい時は聴くとしようか。


続くMORE THAN MEETS THE EYE
この曲、僕は、サビじゃない所が特に好きでして
「NOW HE WALKS IN SHADOWS」と、ジョーイが歌い出した瞬間、そのメロディがぐさっと気に入ったのです。
別に滅茶え〜珍しい〜ってんじゃないのですが・・・何故かな。
「〜SHE NEVER WALKED AWAY」の所とか、な〜んか好きなのですね。


前作と比べると、本作は、ジョーイのヴォーカルを全面に押し出した作りになっていて
ハードな曲も減ってしまっているみたいですが
これはこれで良いんじゃないでしょうかね・・・色々作れば良いんじゃねぇかな。
全部のアルバム揃えてみなけりゃ分かりませんが
これはこれ、あれはあれ、それはそれ、です。


だって、文句を言おうにもこんな美しいんですもん。
聴いてると、こんな腐りきった僕でもまだ、心に澄んだ聖域が在ったのだ!!と錯覚しそうになります。
心の聖域ってのはつまり、ペガサスが舞い降りそうな湖のほとりのような場所です。
まぁ結局、僕は腐ってるんですけど・・・でもこの感動は本物です。
背筋が伸びるような、凛とした美しさ。
対照的に、柔らかな絹にも似た美しさ。
しなやかな優美さ。
このアルバム全編に息づく、圧倒的な歌への拘り。


本作中、最もハードな曲です、恐らく。
6曲目、READY OR NOT
あ、やっぱ僕って、ハードな曲が好きなのだね。
このような曲がもっとあったら確かに最高だったのに〜!!
でもそうすると折角のこの雰囲気が壊れちまうかな・・・じゃぁしょうがないな!!
ジョーイの声がマイルドビューティなので、こんなハードな曲でも何処か品がありますね。
「READY OR NOT〜」と、滑り込んで歌い出す冒頭のかっこよさ。
「OH EVEN IF WE’RE READY OR NOT」のとこがまたかっちょぇぇ〜。
ジョーイ、どうしてそんなに良い声してんだい??


同時期にぐいぐい勢力拡大していたBON JOVIもそうですが
この頃の音楽って、凄く好きだ、素晴らしい。
今もどの時期もどのジャンルも素晴らしいのですが、僕はやっぱ80年代が一番合うみたいです。
なんていうか、色々聴いて色々好きなのですが、本能の求める物
最終的に手の中に残っている物
それってやっぱ、80年代のロックな気がします。
そん時くらいに生まれたんで、自然と求めてるのかも。


9曲目、NEVER SAY DIE
これはかっこいいっすよ〜!!気に入ってます。
「I’VE GOT THIS FEELIN’YOU SHOULD NEVER SAY DIE」の見事なメロディと
その直後に入る短いシャウト(じゃないんだけど何と言えば良いのか分からないのでシャウトという事で)
うえ〜ん、かっこいいです・・・うへへ〜。
輝く流星が弾け砕ける瞬間みたいです。
やっぱハードな曲をがつがつ歌わせたい声ですね〜。


最後迄クレイジーワンダフルビューティ。
12曲目、TOMORROW
何故かちょっぴりファイナル・ファンタジー10を思い出したり・・・。
そして今、和訳を見て、更にグッと来ました。
問い掛けまくってるよぉぉぉぉぉ〜返事してあげてよぉぉぉぉぉぉぉぉ〜。
とびっきりラストにお誂え向きなのですね。
これ歌われても去ってしまう女性は・・・鬼じゃ!!


ヨーロッパの、底なしの美的センスに顎がぱくっと割れる思いです。
感動で顎が割れるなんて怖!!
それでは、ファイナル・カウントダウンについてはまた後日。


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